金ETF比較2026|1540保有者が6本を比較して、425Aへ乗り換えることにした

金ETFを比較し1540から425Aへの乗り換えを検討する効率家ラボのアイキャッチ

金には以前から投資しています。

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昔は1326「SPDR ゴールド・シェア」を持っていました。金価格がかなり上がっていた時期にも保有していましたが、その後の下落局面でいったん売却。

しばらくして、

「やっぱり金もポートフォリオに入れておこう」

と思い直し、最近また金を買い始めました。

現在、楽天証券で持っている金ETFは1540「純金上場信託(金の果実)」です。

  • 1540を5口保有
  • 平均取得価額19,320円
  • 評価額103,125円
  • 評価損益+6,525円(+6.75%)

※2026年9月7日時点。

さらにETFとは別に、「楽天・ゴールド・ファンド(為替ヘッジなし)」も積み立てています。なので金そのものをやめたいわけではありません。

問題は、これからもETFでは1540を買い続けるのか?ということ。

久しぶりに金ETFを調べてみたら、314A、425A、447Aなど、以前にはなかった低コストETFがかなり増えていました。

俺、1540買い始めたけど、今からならもっといい商品あるんじゃない?

そこで今回は、2026年現在の主要な金ETFを改めて比較し、今後自分が長期保有するETFを1本選び直すことにしました。

結論から書くと、私は楽天・ゴールドの積立はそのまま継続し、ETFについては1540から425A「グローバルX ゴールド ETF」へ乗り換える方針にしました。

ただし、「425Aが一番安いから」という理由だけではありません。同じ「金ETF」でも中身はかなり違います。

2026年の主要な金ETF6本を比較

コード 商品 主な投資構造 費用の目安 記事での位置づけ
1540 純金上場信託(金の果実) 国内で金地金を直接保管 年0.440% 現在保有
314A iシェアーズ ゴールド ETF 現物裏付けの海外上場商品へ投資 年0.220%程度 規模とのバランス候補
425A グローバルX ゴールド ETF 豪州GXLD経由で実質的に金現物へ投資 年0.1675%程度 今回の本命
447A ステート・ストリート・スパイダー ゴールド ETF(為替ヘッジなし) GLDM経由 年0.177%程度 SPDR系低コスト候補
1328 NEXT FUNDS 金価格連動型上場投信 金先物を利用 年0.176% 先物型の低コスト候補
1326 SPDR ゴールド・シェア GLDそのもの・金現物裏付け 0.40% 以前保有していた基準

費用だけ並べると、425A、1328、447Aがかなり近い水準です。ただし、1328は先物型。1540は国内現物保管型。425Aや447Aは海外ETFを経由します。

「金ETF」という名前だけ見て、信託報酬順に並べれば終わりではありません。

1540は高い。でも他にはない特徴がある

まず、現在私が持っている1540です。

正式名称は「純金上場信託(現物国内保管型)」。最大の特徴は商品名そのままで、金地金そのものを日本国内で保管していることです。

さらに一定の条件を満たせば、受益権を実際の金地金へ転換する仕組みもあります。

「金融商品として金価格に連動すればいい」ではなく、「国内に金そのものが保管されていることを重視したい」という人なら、1540を選ぶ理由は十分あります。

問題はコストです。信託報酬は年0.440%。

昔ならそれほど気にしなかったかもしれませんが、今は0.2%前後、さらには0.17%前後の商品まであります。

私は1540を買ってから改めて調べて、

「国内に金があるのは確かに安心感あるけど、俺そこまで現物転換する気あるか?」

と考えました。

たぶん、ありません。

私が金ETFに求めているのは、株式と違う値動きをする資産をポートフォリオに入れることです。そう考えると、国内保管という1540の強みのために年間0.44%を払い続ける必要があるのかは疑問になってきました。

314Aはかなり有力。規模とのバランスがいい

次に気になったのが314A「iシェアーズ ゴールド ETF」です。

2025年上場の比較的新しいETFですが、純資産はすでに数百億円規模まで成長しています。

信託報酬は年0.220%程度。1540のおよそ半分です。

314A自身が金塊を直接保管しているわけではなく、現物金で裏付けされた海外上場商品へ投資する構造です。それでも最終的な裏付けは現物金です。

コストだけでなく、純資産規模や売買のしやすさまで考えると、かなり有力な候補です。

この時点では、「普通に314Aでいいんじゃない?」とも思いました。

425Aは実質年0.1675%程度。今回の本命になった

そこからさらに安いのが425A「グローバルX ゴールド ETF」です。

2025年9月に東証へ上場。オーストラリア証券取引所に上場する「Global X Gold Bullion ETF(GXLD)」へ主に投資し、実質的に金現物への投資を目指します。

425A自体の運用管理費用だけを見ると非常に低いのですが、投資先GXLDの費用もあります。両方を合わせた現在の実質的な運用管理費用は年0.1675%程度です。

なお、少し古い資料を見ると0.1775%程度と書かれているものもあります。投資先ファンド側の費用引き下げが反映されたため、比較するときは最新の公式情報を見る必要があります。

上場からまだ長くはありませんが、純資産もすでに200億円規模まで増えています。

「上場したばかりで規模が小さすぎるから避ける」という状況ではなくなっており、長期保有候補としてかなり有力になりました。

447Aも安い。でも425Aを超えて選ぶ理由はある?

447A「ステート・ストリート・スパイダー ゴールド ETF(為替ヘッジなし)」も低コストです。

主に米国の「SPDRゴールド・ミニシェアーズ・トラスト(GLDM)」へ投資します。447A自身の費用にGLDM側の費用を加えると、実質約0.177%です。

ここで昔1326を持っていた私は、

「1326もSPDRじゃなかったっけ?」

となりました。

その通りです。ただし1326はGLDそのもの。447Aは日本のETFから低コスト版のGLDMへ投資する別商品です。

つまり「1326をそのまま安くした商品」ではありません。

447Aも十分魅力的ですが、現時点では425Aより実質コストがわずかに高く、純資産規模にも差があります。私の場合、425Aより447Aを優先する決め手は見つかりませんでした。

1328は安い。でも今回は選ばなかった

もう一つ見逃せないのが1328「NEXT FUNDS 金価格連動型上場投信」です。

信託報酬は年0.176%で、低コストという意味では425Aとほぼ同水準です。

ただし1328には大きな違いがあります。

先物型です。

金先物では満期が来る前に次の限月へ乗り換える「ロールオーバー」が必要です。先の限月ほど価格が高いコンタンゴでは、この乗り換えが中長期的にマイナス要因になる可能性があります。

私は今回は「金を長期間ポートフォリオに置いておきたい」という目的です。

そのため、信託報酬が425Aとほぼ同水準でも、先物型の1328より現物へ投資する商品を選ぶことにしました。

これは1328が悪いという意味ではありません。むしろ、金ETFは信託報酬ランキングだけでは決められないという分かりやすい例だと思います。

昔持っていた1326を今もう一度買うか?

1326「SPDR ゴールド・シェア」は、私が以前持っていた金ETFです。

GLDは2004年設定で、世界最大級の金ETFです。歴史と規模では今回の候補の中でも別格です。

ただ、総経費率は0.40%。

今から東証で新しく金ETFを長期保有すると考えると、0.17〜0.22%程度の商品が存在する中で、私は0.40%を払ってまで1326へ戻る理由を見つけられませんでした。

1326が悪くなったのではありません。

周りが安くなった。

これが一番しっくりきます。

0.44%と0.1675%、実際いくら違う?

数字だけだと0.2%程度の差なので、小さく見えます。そこで1540と425Aだけ単純比較してみます。

金価格の変動、複利、売買手数料、スプレッド、その他費用などは無視し、現在の運用管理費用が続くと仮定した概算です。

保有額 1540 年0.44% 425A 年0.1675% 1年の差 10年の単純差
100万円 4,400円 1,675円 2,725円 27,250円
300万円 13,200円 5,025円 8,175円 81,750円
500万円 22,000円 8,375円 13,625円 136,250円
1,000万円 44,000円 16,750円 27,250円 272,500円

100万円なら年間2,725円。

「それだけ?」とも言えます。

一方で、同じ金価格への投資を何年も続けるなら、私はわざわざ毎年高い方を選ぶ理由もありません。

さらに面白いのが314Aと425Aです。

314Aは0.22%、425Aは0.1675%。100万円当たりの差は年間525円しかありません。

だから、「425Aが安いから314Aはダメ」ではありません。

314Aの大きな純資産や売買のしやすさに年間525円を払う、と考えるなら十分ありです。

それでも私は今回、長期間持つ前提なので、コスト差が毎年積み上がる425Aを選ぶことにしました。

では今持っている1540も売るべきか?

ここは「425Aの方が安いから即売却」で終わらせると雑です。

私の1540は特定口座です。

2026年9月7日時点では平均取得価額19,320円で5口。評価額103,125円、含み益は6,525円あります。

仮にこの利益へ20.315%課税されると単純計算すると、税額は約1,326円です。

一方、現在の約10.3万円だけを1540から425Aへ変えた場合、年0.2725ポイントのコスト差による節約額は年間約281円。

税金だけで約4.7年分です。

しかも実際には売買時のスプレッドなどもあります。

こう考えると、今持っている1540を売るだけなら、ものすごく得な乗り換えではありません。

むしろ経済合理性だけなら、「1540の5口はそのまま置いて、今後買う分だけ425Aにする」のも十分合理的です。

「新規でどれを買うか」と「すでに持っている商品を売るか」は別問題です。

それでも私は1540から425Aへ乗り換える方針

それでも私は、現在の1540についても425Aへまとめる方向で考えています。

理由は、今の保有額が約10万円とまだ小さいからです。

今後ETFで金を増やしていくなら、1540を5口残して425Aを増やすよりも、ETF側は425Aに統一する方が自分には分かりやすい。

1540独自の「国内で現物を保管する」「条件を満たせば金地金に転換できる」という機能にも、今の私はそれほど価値を感じていません。

ならば、多少の乗り換えコストを負担してでも、これから長く持つ商品へ早めに整理しておこうという判断です。

ただし、これは誰にでも当てはまる結論ではありません。

1540を何百万円も持っていて大きな含み益がある人なら、税金の方がはるかに大きくなります。その場合は「1540は売らず、新規分だけ低コストETFへ」の方が合理的な可能性があります。

楽天・ゴールドはそのまま積み立てる

一方、投資信託の「楽天・ゴールド・ファンド(為替ヘッジなし)」はそのまま積み立てる予定です。

一見すると「ETFを425Aにするなら、全部425Aでいいのでは?」とも思えます。

ただ、私の中では役割が違います。

  • 楽天・ゴールド:金額指定で自動積立して淡々と増やす
  • 425A:ETFとしてまとまった金額を追加したり、指値で売買したりする

なので、積立枠=楽天・ゴールド、ETF枠=425Aという形にします。

楽天・ゴールドそのもののコストまで含めてETFと比較すると別テーマになるので、そこは改めて検証します。

2026年に自分が金ETFを1本選ぶなら425A

今回6本を調べ直した私の整理はこうなりました。

  • 1540:国内現物保管という明確な強み。ただし年0.44%。
  • 314A:純資産規模と0.22%のコストのバランスが良い。
  • 425A:海外ETF経由だが実質的に金現物へ投資でき、実質コストは約0.1675%。今回の本命。
  • 447A:約0.177%と安いが、現時点では425Aを超えて選ぶ決め手が私にはなかった。
  • 1328:約0.176%と非常に安いが、先物型なので今回の長期保有目的とは少し違う。
  • 1326:歴史と規模では圧倒的。ただし0.40%なので、今新規で買い直すなら私は選ばない。

そして私の場合、1540の国内現物保管という特徴より、425Aの低コストを取ることにしました。

もちろん、ETFの費用や純資産、売買状況は今後も変わります。実際、425Aも上場後に実質コストが下がっています。

だから「425Aが永久に正解」という話ではありません。

昔の自分が1326を選び、その後1540を選び、2026年現在は425Aを選ぶ。

商品が増えてコストが下がれば、選択肢も変わります。

たまには昔買ったETFを、「これ、今からでも同じもの買う?」と見直してみるのも大事ですね。

私は今回調べて、

「1540買い始めたけど、今なら425Aやな」

という結論になりました。

あとは実際に乗り換えます。


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