2025年の投資振り返り|利益を伸ばした判断と、売却・現金管理の反省

2025年の投資結果と振り返り。利益を伸ばした判断と売却・現金管理の反省

2025年は、投資でかなり資産を増やせた一年でした。年初に約1,045万円だった金融資産は、年末には約1,770万円に。一方で、yutoriや日産では損失を出し、住宅ローンの審査でも自分の資金管理の甘さに気づかされました。数字が増えたからといって、すべての判断がうまくいったわけではありません。

振り返ってみると、私が苦手だったのは銘柄を選ぶことより、いつ売るか、そして家計にいくら現金を残すかでした。利益が出たときこそ、その2つを後回しにしてはいけなかったと思います。

2025年は住宅購入の準備を進め、12月には子どもも生まれました。投資だけを考えていられる生活ではなくなっていく中で、どんな運用なら続けられるのかも考えるようになりました。良かった取引も失敗も、当時の自分の判断として振り返ってみます。

1.2025年の投資結果|資産は増えたが、増加額=運用益ではない

まずは、当時ブログに残していた金融資産の推移です。金額は公開用に多少丸めた概数で、1円単位の決算表ではありません。

項目当時の記録(概数)
年初の金融資産約1,045万円
年末の金融資産約1,770万円
金融資産の増加額700万円強
配当・分配金30万円前後

金融資産が700万円以上増えたのは素直にうれしかったです。ただ、年初と年末の残高の差をそのまま「投資で稼いだ利益」とするのは違います。入出金や含み益の変化も影響するからです。以前は資産の増加率を年間リターンとして書いていましたが、今回は「金融資産がどれだけ増えたか」と「売買でどんな判断をしたか」を分けて振り返ります。

年末の資産配分を見返すと、日本株が約7割、米国株が約1割、投資信託が約2割弱、現金その他は約1%。当時は株が好調だったのであまり気になりませんでしたが、今見ると国内個別株への偏りは相当大きかったと思います。うまくいった年だからこそ、リスクを小さく見積もっていました。

NISAでは成長投資枠を110万円ほど、つみたて投資枠を80万円ほど使っていました。個別株の売買に力を入れつつ、積立も続けていたのは良かった点です。ただ、資産が増えるにつれて個別株の比率も高くなり、全体のバランスを見直す意識は足りませんでした。

2.成功した判断|古野電気の利益を伸ばせた

2025年の利益で最も印象に残っているのは古野電気です。当時の記録ではプラス約745万円。金額を多少丸めているとはいえ、自分でも驚くほど大きな結果でした。

株価が上がると、利益を確定して安心したい気持ちも出ます。それでも古野電気は、業績や為替の影響など、自分が買った理由を見直しながら保有を続けました。目先の値動きだけで手放さなかったことが、結果的には大きな利益につながりました。

ただ、これは結果論でもあります。保有中は下がることもありましたし、いつ判断を変えるべきか迷う場面もありました。「売らずに持っていたから正解だった」で終わらせると、次の失敗につながりそうです。うまくいった理由のうち、どこまでが自分の判断で、どこからが相場の追い風だったのかは分けて考えたいと思います。

ほかにも、アドバンテストで約44万円、パランティアで約25万円、エヌビディアで約19万円のプラスを記録しています。どれも当時ブログ用に丸めた数字です。半導体やテック株の勢いに乗れたのは事実ですが、自分の分析だけでこの結果を出せたとは思っていません。

自分なりに保有する理由を持っていたことは、2025年の良かった点です。ただし、それが裏目に出た取引もありました。一度うまくいくと、「次も待てば上がる」と考えてしまう。まさに自分が陥った失敗です。

3.失敗した判断|yutoriと日産で出口を誤った

もちろん、失敗した取引もあります。特に記憶に残っているのは、yutoriの約76万円のマイナスと、日産の約59万円のマイナスです。どちらも金額以上に、売る判断が遅れたことを反省しています。

yutori|「次の成功銘柄」を探すうちに、判断が甘くなった

yutoriには、以前に大きく利益を得た銘柄のような上昇を期待していました。値動きが大きいと分かっていたのに、「しばらく持っていれば報われるかもしれない」と考え、判断を切り替えられませんでした。

本当は買う前に、「どんな条件なら持ち続けるか」「思惑が外れたらどこで手放すか」を決めておくべきでした。将来性を信じたい気持ちと、いまの株価で保有し続ける理由をごちゃ混ぜにしていたと思います。

日産|売りで利益が出ていたのに、確定できなかった

日産は、業績が悪くなると考えて売りから入りました。途中までは含み益が出ていて、そこで決済することもできたはずです。でも私は「まだ下がる」と欲を出してしまいました。結局、株価の動きが変わっても決済できず、最後は損失になりました。

今なら、利益が乗った時点で少なくとも手仕舞いの条件を見直します。当時は「もっと取れるかも」という気持ちが強く、最初の見立てが当たったことに満足して、肝心の利益を守れていませんでした。

yutoriと日産では売買の方向も理由も違います。それでも、出口を曖昧にしていた点は同じでした。買い時や売り時の予想に時間をかけるわりに、思惑が外れたときにどう動くかは考え切れていなかった。私の一番の反省点です。

4.現金比率1%の盲点|住宅ローン審査で考えが変わった

2025年末の資産配分で、現金その他はわずか約1%。ほとんどを株式や投資信託などで持っていたので、残高としては増えていても、すぐに使えるお金は少ない状態でした。

その頃の私は「必要になれば株を売ればいいし、証券担保ローンも使える」と考えていました。ところが住宅ローンの事前審査では、証券担保ローンの借入枠や利用状況が確認事項になりました。返済予定を説明して再申請することになり、投資口座に資産があることと住宅購入の準備ができていることは別だと思い知らされました。

2025年4月に相場が大きく下がったときも、資金を用意するために保有株を一部売りました。必要なときに株を売れば現金はできますが、売る時期を選べるとは限りません。もっと前から現金を確保しておけば、相場が荒れている最中に動かずに済んだかもしれません。

私はずっと「資産が増えれば選択肢も増える」と思っていました。でも、住宅購入のように支払う時期が決まっているものは、株の評価額だけでは安心できません。少なくとも使う予定のあるお金は、投資とは分けて用意しておくべきでした。

なお、住宅ローンで証券担保ローンがどう扱われるかは金融機関や申込条件によって異なります。私の事前審査で起きたことと、その後の対応は別記事「住宅ローンの事前審査に落ちた理由は証券担保ローンだった」で詳しく紹介しています。

5.家族が増える時期に、投資の判断コストも変わった

2025年は住宅の準備を進め、年末には子どもが生まれました。家族との時間も大事にしたいのに、投資のために何度も相場を確認する。そんな運用をいつまで続けられるだろう、と考えるようになりました。

正直、個別株の売買は今でも面白いと思っています。でも、目先の値動きを追うために時間や気持ちを使い続けていいのか。利益が出ているときほど、生活への負担を軽く見ていた気がします。

そこで、積立やETFのように長く持つ部分と、値動きを見ながら売買する個別株の部分を分けて考えるようになりました。生活のために必要な現金まで投資に回さないことも、その一つです。もっと早く決めておけばよかったと思います。

6.2025年の結果から残した3つの教訓

一つ目は、大きな利益が出ても自分の腕だけのおかげだと思わないこと。古野電気で利益を得られたのはうれしかった一方、相場環境にも助けられていました。成功した年ほど、自信と過信の境目が曖昧になります。

二つ目は、買う理由と一緒に売る条件も決めること。yutoriも日産も、「もう少し待てば」と考えて判断を先延ばしにしました。私には、値動きを予想する力より先に、決めたルールを実行する力が必要だったと思います。

三つ目は、現金を後回しにしないこと。株を売ればいいと考えていても、相場が悪いときや住宅ローンの審査中に、自由に動かせるとは限りません。使う時期が決まっているお金だけは、先に分けておくべきでした。

これらの反省を受け、2026年に向けて、投資信託などの基盤資産、値動きを取りに行く枠、手元の余力を分けて考えるルールを作りました。具体的な考え方は「2026年の投資戦略ルール」にまとめています。

2026年には、この反省から作ったルールが本当に役に立ったのかを確かめたいと思います。良かった年の数字だけを並べるのではなく、前年に決めたことを実行できたかまで振り返るつもりです。

まとめ|好成績だったからこそ、失敗を残しておく

2025年は確かに資産が増えました。でもその裏では、yutoriと日産で損失を出し、現金の少なさにも悩みました。好成績という一言では片付けたくありません。

私にとって一番大事なのは、利益がいくらだったかだけではなく、なぜ持ち続けたのか、なぜ売れなかったのか、家族の生活に必要なお金をどう考えていたのかを残すことです。この反省を次の年に生かせなければ、せっかくの利益も学びも意味が薄くなってしまいます。

投資方針の長期的な変遷は固定ページ「共働き家庭のリアルな投資戦略と実績」でまとめています。

※金額・資産配分は2025年当時の記録をもとに、公表用に丸めた概数です。資産残高の増加額は、売買による利益そのものではありません。本記事は個人の体験記録であり、特定銘柄や借入の推奨ではありません。

タイトルとURLをコピーしました