新築マンションの食器棚は、オーダーメイドではなくパモウナを選びました。
インテリア相談会で提案された食器棚は、なんと73万円超。魅力的でしたが予算に合わず、最終的には約23万円のパモウナを購入しました。
実際に使ってみると、選んでよかったと思っています。ただ、購入前には気づかなかった不満もありました。今回は実際の見積もりと購入価格を比べながら、選んだ理由と使って分かったことを紹介します。
オプション食器棚は73万円超。魅力的だったけれど断念
新築マンションのインテリア相談会では、キッチンの面材に合わせたオーダー食器棚を提案してもらいました。
2025年9月の見積もりは税込734,800円。幅は約168cmで、引き出しやゴミ箱スペースなどを組み込んだ構成でした。現地採寸前の提案なので、実際の寸法は変更になる可能性がありました。
私が特に魅力を感じたのは、キッチンと一体感のある見た目です。せっかくの新築マンションですし、統一感のある内装にしたい。将来売却する可能性も考えると、きれいに収まる食器棚には惹かれました。
一方、妻は価格を抑えながら、冷凍庫やゴミ箱のスペースも確保したいと考えていました。
オーダー案は本当に良かったのですが、73万円という金額を見て、さすがにそこまで食器棚にかけるべきか悩みました。結局、相談会では契約せず、ほかの食器棚を探すことにしました。
インテリア相談会そのものの流れや、ほかのオプションについては、新築マンションのインテリア相談会レポートで紹介しています。
購入したのはパモウナYSシリーズ。価格は229,800円
最終的に選んだのは、パモウナのYSシリーズです。2026年8月、楽天市場の「BYYOURSIDE」で購入しました。
購入した商品の仕様は、幅160cm・奥行50cm・高さ198cm、カラーはラスターベージュ。購入時の価格は税込229,800円で、送料は無料でした。
オーダー食器棚の見積もり734,800円と比べると、価格差は505,000円です。
ただし、同じ仕様を50万円安く買えたわけではありません。オーダー案は幅約168cmで、キッチンとの面材合わせなどを含む提案でした。パモウナは幅160cmの既製品で、壁固定も自分で行っています。寸法・仕上げ・施工内容が違うので、価格差をそのまま「節約額」とは考えていません。
それでも、わが家の予算では十分に大きな差でした。
幅160cmはキッチンにほぼぴったり
実際に設置してみると、160cmはわが家のキッチンにちょうどよいサイズでした。というより、これ以上大きい食器棚は入りません。
もう少し幅があればもっと物を置けるとは思いますが、これは食器棚の問題というより、わが家のキッチンスペースの制約です。現時点では家電やゴミ箱の配置にも困っていません。
ここで注意したいのが、カタログの幅と設置スペースの測り方です。パモウナ公式FAQでは、壁と壁の間隔だけでなく、壁の下にある巾木の内側の寸法で検討し、5〜10mm程度の余裕を設けるよう案内されています。幅ぴったりを狙う場合は特に注意が必要です。
また、搬入経路、天井までの高さ、引き出しを開けるスペースも含めて、購入店と確認しておくと安心です。
搬入・設置は業者が対応。壁固定は自分で
パモウナは大型家具なので、配送や設置も気になるところでした。わが家では配送業者が部屋まで運び、設置まで対応してくれました。追加料金もかかっていません。
食器棚は上下に分かれていて、下台を設置してから上台を載せる方式でした。上下がずれないような差し込み部分もあります。大きな家具を自分で持ち上げる必要がなかったのは助かりました。
一方、壁への固定は自分で行いました。上下を組み合わせる仕組みと、家具全体の転倒防止は別の話です。
パモウナ公式FAQでは、食器棚は基本的に置き家具で、引き出しを複数開けたときの前倒れ防止のため、付属のL型固定具で壁と家具を固定するよう案内されています。実際の固定方法や販売店の設置サービスの範囲は、購入時に確認した方がよいと思います。
もう一つ注意したいのが日程調整です。大型家具は配送業者との事前調整が必要なので、新築マンションの引き渡しや引越しと重ねるなら早めに予定を組んでおくのがおすすめです。
使って良かったところ
キッチンと色が違っても違和感はなかった
購入前はキッチンの面材と食器棚の色を合わせることをかなり気にしていました。
ところが、ラスターベージュのパモウナを設置してみると、思ったほど気になりませんでした。むしろ、隣に置く冷蔵庫との色合いも考えた方がよいのでは、と感じたくらいです。
キッチンと食器棚だけを見比べるのではなく、冷蔵庫も含めた全体の見た目で考えると、選び方が変わるかもしれません。少なくとも、わが家では面材を合わせなかったことによる不満はありませんでした。
扉も引き出しもゆっくり閉まる
使って良かったのが、扉や引き出しの閉まり方です。勢いよく閉まらないので、毎日使いやすいと感じています。
YSシリーズの上台の引き戸には、開閉時にゆっくり動く「ツインモーション」が採用されています。下台の引き出しも「ソフトクローズ」仕様。実際に使うと、こうした細かな部分の使いやすさを実感します。
棚の高さを調整できるのも良いところ。収納する物に合わせて位置を変えられます。購入前は価格や色ばかり気にしていましたが、毎日使う部分の満足度も高かったです。
一番気になったのは、引き出しの「指をかける向き」
いま一番気になっているのは、引き出しの開け方です。
わが家のキッチンもパモウナも、引き手自体は引き出しの上部にあります。違うのは、指を引っかけるくぼみの向きです。
キッチンは上側から指をかけるのに対して、パモウナは下側から指をかける構造になっています。
見た目は似ているのですが、いつもの感覚で開けようとすると、どちらから指をかけるのか迷ってしまいます。同じ場所で使う収納なのに、開け方が統一されていないのは思った以上に気になりました。
色や収納量は比較したのに、指のかけ方までは考えていませんでした。店頭で実物を見るなら、引き手の位置だけでなく、どちらから指をかけるのかも試した方がいいと思います。
今から選び直すなら、天板と引き手をもっと比較したい
今もう一度食器棚を選ぶとしても、必ずしもオーダーメイドに戻るわけではありません。現在のパモウナにはおおむね満足しています。
ただ、次に選ぶなら二つのことを調べたいと思います。
一つは、キッチンと天板の素材や色を合わせる方法がないかということ。全部をオーダーするのではなく、天板だけを合わせられたら、とも考えます。とはいえ、既製品の天板変更が可能かどうかも、費用や保証への影響も確認できていません。
もう一つは、引き出しの指のかけ方がキッチンと合う商品を探すことです。使ってみると、面材が完全に同じかどうかよりも、こちらの方が気になっています。
それだけで今すぐ買い替えるつもりはありませんが、購入前に気づいていたら、ほかの商品も比較していたと思います。
オプションと市販の食器棚、どちらがよい?
今回の経験から、どちらが正解とは一概に言えません。
キッチンとの一体感や自宅の条件に合わせた作りを重視するなら、オプションのオーダー食器棚には魅力があります。一方、既製品でも必要な収納や使いやすさが確保できるなら、予算を抑えて選ぶ価値は十分にあります。
購入前に私なら確認するのは、設置可能な実寸、家電とゴミ箱の使い勝手、冷蔵庫を含めた色合い、引き出しの指のかけ方、搬入・壁固定を含む総額です。
特に寸法と引き出しの開け方は、図面や写真だけでは気づきにくいところ。実際に試せるなら、店頭で触って確認した方がいいと思います。
まとめ|パモウナを選んで満足。ただし次は操作感まで確認する
わが家は税込734,800円のオーダー食器棚を見送り、購入時229,800円のパモウナYSシリーズを選びました。
使い始めてみると色合いや収納、扉の閉まり方には満足しています。その一方で、引き出しの指をかける向きは想定外でした。
オーダー案はいまでも魅力的だったと思いますが、予算との兼ね合いを考えると、今回パモウナを選んだ判断に大きな後悔はありません。
これから食器棚を選ぶなら、価格や色だけでなく、毎日開け閉めする感覚まで確認することをおすすめします。

