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【35歳からの挑戦】運動ゼロの私がマレーシア・キナバル山に登頂!初心者でも楽しめる登山ステップ

登山を楽しむサークルグループ ライフスタイル・暮らし
一歩一歩、確実に山頂へ。初心者でも無理なく楽しめる登山ステップ。

「え、あのしんどい登山が趣味なんですか?」

営業職として様々な企業の方とお話しする中で、趣味の登山について話すと、多くの方がそう不思議そうな顔をされます(もちろん、好意的なニュアンスですよ!)。近年、登山ブームと言われていますが、まだまだ「きつい」「大変」というイメージが強いのかもしれません。

しかし、私は35歳で登山を始め、運動経験もほとんどない状態から、なんとマレーシアのキナバル山(標高4095.2m!)にまで登ることができました。

この記事では、なぜ私が運動不足から登山に魅せられたのか、どのようにステップアップしていったのか、そして初心者でも無理なく登山を楽しむためのヒントを、私の実体験に基づいてご紹介します。同じように「運動不足だけど何か新しい趣味を始めたい」「登山に興味はあるけど、体力に自信がない」という方に、少しでも勇気を与えられたら嬉しいです。

運動経験ほぼゼロからのスタート:ダイビングは楽しかったけど…

学生時代はサッカーやバスケ部に所属していましたが、幽霊部員に近い状態。真剣に取り組んだ経験はほとんどありませんでした。

社会人になってからは、ダイビングという素敵な趣味を見つけました。美しい海の世界に魅了されたのですが、残念ながらダイビングは運動不足解消には繋がらなかったんです。1回の潜水時間は30〜50分程度で、1日に2〜3回(休憩あり)。午前と午後に分けて潜ることが多く、夕方には帰宅。その後は…ご想像の通り、美味しい食事とお酒を楽しむ日々。結果、私の体重は過去最高を記録していました。

「これではいけない!」と危機感を覚え、運動不足を解消できる新しい趣味を探し始めた私が出会ったのが、スポーツメンバー募集サイト「スポーツやろうよ!」でした。

運命の出会い?「スポーツやろうよ!」で登山サークルを発見

スポーツメンバー募集サイト|スポーツやろうよ!

このサイトには、様々なスポーツサークルの募集情報が掲載されています。私が趣味を選ぶ上で重視したのは、「一人でもできるけど、複数人でいたらもっと楽しい」ということ。競争意識が強い性格なので、勝敗を競うようなスポーツは避けたいという思いもありました。

そこで目に留まったのが「登山」です。手軽に始められそうなイメージがあり、自然の中で体を動かすのは気持ちよさそうだと感じました。

最初の挑戦: 孤独な六甲山ハイキングはただの修行

まずは手軽にハイキングを楽しんでみようと、兵庫県で人気の六甲山に一人で挑戦しました。メジャーな山だからと油断していたのですが…これが想像以上にキツい! 登り始めてすぐに息切れし、足は重くなる一方。景色を楽しむ余裕もなく、ただひたすら山頂を目指す、まさに「修行」のような時間でした。

そして、一人で辛い山登りをしても全く楽しくないということに気づいたのです。そこで、私は思い切って社会人登山サークルに入ることにしました。

仲間との出会いが登山を劇的に変えた

サークルに入って初めての登山は、滋賀県の蓬莱山(びわ湖バレイ)でした。6名で参加し、山頂でみんなで持ち寄ったご飯やおやつをシェア。最初はやはりしんどかったのですが、仲間と話しながら登ると、不思議と疲れを感じにくくなりました。

何よりも大きかったのは、経験豊富な仲間から様々な山の情報や、必要な装備についてのアドバイスをもらえたこと。一人で悶々と登っていた時とは全く違い、会話と笑顔があふれる、本当に楽しい時間でした。「辛い」と思っていた登山が、仲間と一緒ならこんなにも楽しいものなのかと、衝撃を受けたのを覚えています。私には、仲間と一緒に登るスタイルが合っていたようです。

登山開始から8ヶ月:まさかの富士山登頂

登山を始める前は、「人生で一度くらい富士山に登頂できればいいかな」と考えていました。それが、サークルの仲間から「半年くらい経験積んだら富士山も余裕だよ!」と背中を押され、サークルで富士登山を企画することに。

初めての富士登山ということもあり、高山病のリスクなどを考慮して、富士宮口から剣ヶ峰を目指す御来光サンシャインツアーに参加しました。プロのガイドさんがペース配分や体調管理をしっかりサポートしてくれたおかげで、参加者全員無事に剣ヶ峰で感動的なご来光を拝むことができました。初めての富士登山には、ガイド付きのツアーが本当におすすめです。

「富士山は登るものじゃなくて見るもの」「ただただ辛いだけ」という声も聞いていましたが、私にとっては最高の思い出となりました。山頂からの絶景、達成感、心地よい疲労感、そして山小屋で飲むビールの味は格別でした。

味をしめた私は、翌年、個人手配で富士登山に再挑戦。今度はプリンスルートから登り、砂走りを下山するという、さらにハードなルートでしたが、これもまた最高の経験でした。機会があれば、ぜひ3回目の富士登山にも挑戦したいと思っています。

2年目の挑戦:東南アジア最高峰キナバル山へ

富士登山を2回経験したことで、少し自信がついた私は、盆休みにサークルの仲間と海外の山に挑戦する企画を立てました。選んだのは、マレーシアのキナバル山。標高は4095.2mと富士山よりも高いのですが、不思議と富士山と同じような感覚で登ることができました。山頂でご来光を見て下山するというスケジュールも、富士山と似ています。ただ、山小屋は富士山よりもずっと綺麗だったのが印象的でした(笑)。

(キナバル登頂の詳しい記録は、前回の記事でご紹介できればと思います。)

登山サークルでの素敵な出会い

私がこの社会人登山サークルに参加して、今年で2年半になります。年齢層は20代後半から30代が中心。私の経験から言うと、山を登る人は、そうでない人と比べて、比較的良い人が多いような気がします(あくまで個人的な印象ですが!)。このサークルも例外ではなく、本当に素敵な仲間たちばかりです。

この2年半で、サークルのメンバーと一緒に登った山の数は、なんと70座以上!(YAMAPの記録では80座を超えていました)。気がつけば、すっかり登山がライフワークの一つになっていました。

登山がもたらしてくれた変化:ストレス解消と人間関係の豊かさ

私にとって登山は、日常から離れた非日常的な環境に身を置くことで、最高のストレス発散になっています。一人で登っていると、ついつい仕事のことなど考えてしまうのですが、仲間と一緒だと、くだらない話で盛り上がったり、美しい景色に感動を共有したりするうちに、仕事のことはすっかり頭から消え去ります。

適切にストレスが発散できると、心に余裕が生まれ、普段の仕事や人間関係にも良い影響が出てくるように感じています。もしかすると、「登山が趣味」という人は、普段の生活で溜まったストレスから解放されること、そして、同じ価値観を持つ仲間との出会いに、登山の価値を見出しているのかもしれません。

これからも、私は登山を続けていきたいと思っています。

【ダイエット効果は?】登山はコスパ最強の運動だった!

運動不足解消がきっかけで始めた登山ですが、続けていくうちに嬉しい変化がありました。それは、体重と体脂肪率の減少です。

ダイビングをしていた頃は全く痩せませんでしたが、登山を始めてから徐々に体重が落ち始め、気がつけば数キロ減っていました。特に、 基本的に定期的に登山すること自体、全身運動であり、平坦な道を歩くよりもはるかに多くのエネルギーを消費します。

「でも、登山って装備が高いんじゃないの?」と思われるかもしれません。確かに、本格的な登山を目指すとなると、それなりの初期投資が必要になります。しかし、私の場合は、まずは手持ちの運動靴とリュックサックから始め、必要に応じて少しずつ買い足していきました。登山サークルの仲間から中古のものを譲ってもらったり、安価なレンタルを利用したりするのも賢い方法です。

初期投資を抑えれば、その後の維持費はほとんどかかりません。交通費くらいで、あとは自分の体力と時間があれば、いくらでも自然の中で体を動かすことができます。ジムの月会費や、他のスポーツにかかる費用と比較すると、登山は非常にコスパの良い運動と言えるのではないでしょうか。

美しい景色を楽しみながら、心身ともにリフレッシュでき、さらにダイエット効果も期待できる。私にとって登山は、まさに一石三鳥の趣味となりました。もしあなたが、「運動したいけど、お金も時間もかけたくない…」と感じているなら、ぜひ一度、近所の山をハイキングしてみてはいかがでしょうか? きっと、その魅力に気づくはずです。

初心者の方へ:35歳からの登山を始めるための効率的なステップ

最後に、私自身の経験を踏まえ、35歳から運動不足の状態でも効率的に登山を始めるためのステップとアドバイスをお伝えします。

  1. 無理のない一歩から:近所の低山やハイキングコースからスタートしましょう。 まずは、体を動かすことに慣れることが大切です。標高の低い山や整備されたハイキングコースを選び、自分のペースで歩くことから始めましょう。
  2. 信頼できる仲間を見つけよう:「スポーツやろうよ!」のようなサイトで、初心者歓迎の登山サークルを探してみるのがおすすめです。 経験豊富な仲間からアドバイスをもらったり、一緒に登ることでモチベーションを維持しやすくなります。
  3. 基本の装備を少しずつ揃えよう:最初から高価なものを揃える必要はありません。 歩きやすい靴、リュックサック、雨具など、必要最低限のものを揃え、徐々にステップアップしていくのが効率的です。サークルの先輩に相談するのも良いでしょう。
  4. 体力を少しずつ向上させよう:普段の生活に軽い運動を取り入れましょう。 ウォーキングやストレッチなど、無理のない範囲で体を動かす習慣をつけることが、登山を楽しむための土台となります。
  5. 山の情報をしっかり収集しよう:事前にルートや標高、難易度などを調べて、自分のレベルに合った山を選びましょう。 地図アプリや登山情報サイトを活用するのがおすすめです。
  6. 安全第一を心がけよう:無理な計画は立てず、体調が悪いときは勇気を持って中止しましょう。 登山保険への加入も検討しましょう。

35歳からでも、運動不足の状態からでも、登山は十分に楽しめます。一歩踏み出す勇気を持って、素晴らしい山の世界を体験してみてください!

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