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語学の勉強が続かない?共働きビジネスパーソンが“やる気”を取り戻した工夫とは?

「語学学習が続かない?共働き社会人が“やる気”を取り戻す習慣術」というタイトルが書かれたアイキャッチ画像 学びとキャリア
共働きでも語学学習は続けられる!習慣術で“やる気”を復活

はじめに:語学学習って、なぜ続かないのか

忙しい毎日の中で「語学を勉強したい」と思っても、現実には思うように続かない。そんな経験、ありませんか?

私も、共働きで働く社会人として、「会社の補助が出るなら…」と始めた中国語の通信講座を受講しました。けれど、気づけば1ヶ月の遅れ。やる気も下がり気味で、教材を見るのも億劫になってしまった。

今回は、そんな“モチベーション低下”と向き合いながら、どのようにしてもう一度学習を軌道に乗せようとしたのか。私の試行錯誤の記録を通して、同じように悩む人のヒントになればと思い、この記事を綴ります。


第1章:なぜ語学学習は続かないのか?

語学学習が続かない理由には、いくつかの共通点があります。私の場合は特に以下の3つが大きかったです。

  1. 目標がふわっとしている
    • 「仕事で役立てたい」という気持ちはあるものの、いつまでにどのレベルに到達したいかが曖昧でした。
  2. 成果が見えにくい
    • DVDで発音練習しても、正しいのかどうかがわからない。何ができるようになったか実感が持てないのです。
  3. 生活の中で優先度が下がる
    • 仕事が終われば疲れているし、家ではリラックスしたい。語学の勉強はつい後回しになります。

第2章:やる気が消えたきっかけ

中国語学習を始めたのは、会社の補助制度を活用できるからでした。通信教育で、教科書とDVDがセット。発音も動画で確認できるのはありがたかった。

けれど、最初からスムーズにいったわけではありません。

  • 教材が届いた直後は開封すらできず、数日放置。
  • いざ始めようと思っても、DVD再生やプリントの整理が面倒に感じる。
  • 学習環境も整っておらず、発音練習をしていると家族に聞かれるのが恥ずかしい。

さらに、ある日家族から「中国語をあまり聞きたくない」と言われたことが、自分でも驚くほどダメージになりました。悪気はない一言だったと思いますが、やる気は一気にしぼみました。

結果、「今日はやめておこう」が続き、1ヶ月の遅れに。

英語ならある程度の下地があるけれど、いきなり中国語は正直ハードルが高かったのかもしれません。


第3章:モチベーションを取り戻すための工夫

ここからは、私が実際に試してみたこと、これから試そうとしていることを紹介します。

1. 目的を明確に「通訳を介さず会話したい」

現在、台湾の企業と仕事をする機会があり、毎回通訳を挟んでのコミュニケーションが発生します。その“ワンクッション”を少しでも減らしたい。そう思うと、学ぶ目的がぐっと具体的になります。

2. 学習の時間を“人がいない時”にする

発音練習は特に照れが出るため、家族がいない土日の日中に集中することにしました。休日の方が時間も取りやすく、落ち着いて取り組めます。

3. 「1日10分だけ」と決めてみる

完璧を目指さない。1日1フレーズ、10分でいい。それを続けることで、少しずつハードルを下げていきました。

4. スマホのロック画面に“目標”を設定

「来月の会議では、中国語で1フレーズ話す」など、現実的かつ達成感のある目標を表示。意識するだけでも意欲が上がります。

5. 学習環境を自分でチューニング

DVDの音声をスマホに取り込んで、通勤中に聞けるようにしました。こういう小さな手間は苦ではなく、むしろ楽しみながらできました。


第4章:語学学習の“効率化”を考える

忙しい社会人にとって、「勉強のために時間を作る」のは至難の業です。だからこそ、日常に溶け込ませる工夫が重要です。

  • 通勤時間に聞くだけのリスニング教材を使う
  • 食事の準備中にDVD音声だけ流す
  • 週末だけ“まとめてやる日”をつくる

語学にかける時間は、思ったより少なくていい。ただし“毎日ちょっとだけ触れる”ことが重要だと感じました。


第5章:学習の継続を助ける“環境”づくり

今回の中国語学習にあたり、会社の教育補助制度を活用しました。指定の通信講座から選ぶ形式で、他の社員はビジネススキル系(ロジカルシンキング、エクセルなど)を選ぶ人が多い中、私は唯一語学を選びました。

この講座以前には、「輸入実務」や「新製品開発プロセス」なども受講しており、業務に関連するテーマには積極的に取り組んできました。

普段使っているのはAppleのワイヤレスイヤホン。通勤時に音声を聞くのに役立っています。

印象に残った表現もいくつかあります。たとえば「了解」は中国語でも意味が似ていて親しみやすく感じました。また、“〜吗?”(ma)という語尾をつけるだけで疑問文になるルールも、とてもシンプルで記憶に残りました。たとえば「ありますか?」なら「有吗?」というように。語感や語順の違いに戸惑いもありましたが、そうした“覚えやすさ”がある表現に出会うと、学ぶ楽しさを再確認できます。


第6章:中国語学習でありがちな“つまずき”あるある

私自身の体験から見ても、次のような壁にぶつかる人は多いように思います。

  • 発音の難しさに心が折れる(特に声調)
  • 漢字を見て安心するが、意味が違って混乱する(例:「手紙」はトイレットペーパー)
  • 音と文字が一致しにくい(聞いても覚えにくい)
  • 習慣にできず、忙しさに流される

これらのハードルは、最初の1ヶ月で特に強く出やすい。逆に言えば、1ヶ月を乗り越えられれば、少しずつ慣れが生まれてくるのだと思います。


第7章:中国語をもっと身近にする工夫

会議の中で「謝謝(シェシェ)」しか言えないのは、少しもったいない気もします。そこで、ビジネスシーンやメールで使える基本表現をいくつかピックアップしてみました。

会議の冒頭・終わりで使える表現

  • 皆さんこんにちは:大家好(ダージャーハオ)
  • 本日はよろしくお願いします:請多多指教(チンダオダオ ジージャオ)
  • 会議を始めましょう:我們開始吧(ウォーメン カイシー バ)
  • お疲れ様でした:辛苦了(シンクーラ)

メールで使える基本表現

  • ご連絡ありがとうございます:感謝您的來信(ガンシエ ニンダ ライシン)
  • どうぞよろしくお願いします:請多關照(チンダオ グワンジャオ)
  • 添付資料をご確認ください:請參考附件資料(チン ツァンカオ フージエ ツーリャオ)

最初はカタカナ読みでもいいので、繰り返し使って覚えていくのが効果的です。


第8章:中国語学習アプリの活用も視野に

これまでアプリは使っていませんでしたが、調べてみると語学アプリも進化しています。代表的なものをいくつか紹介します。

  • Duolingo:ゲーム感覚で学べる、世界中で人気の語学アプリ。
  • HelloChinese:中国語特化型。発音判定や文法演習も豊富で、初心者に最適。
  • 中国語単語帳アプリ(Ankiなど):自分の教材の単語を登録して活用する方法もアリ。

1日数分の積み重ねが、やがて大きな成果になります。


終わりに:語学は「続けた人が勝つ」

私自身、語学は得意ではありません。でも、だからこそ続けることでしか変われないと思っています。

モチベーションが下がってもいい。サボってもいい。でも、「もう一回やってみよう」と思えたら、それが最初の一歩。

あなたも、語学学習が続かず悩んでいるなら──自分に合う方法を、少しずつ見つけていきましょう。

次の土日に、10分だけやってみる。そんな気楽さから始めるのも、悪くないと思います。

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