ベビーカーを選ぶとき、私たちもサイベックスのメリオを真剣に検討していました。軽さや幅を考えると、電車移動が多い家庭には魅力的な候補だったからです。
ただ、最終的に購入したのはnuna(ヌナ)の「イクサ ネクスト(IXXA next)」。ベビーカーを意識して街を見るようになった妻が、サイベックスを使う人の多さに気づき、「できれば人と被りにくいものを選びたい」と考えるようになったのが転機でした。nunaのデザインが気に入り、サイズと改札への不安も解消できたので、購入を決めました。今回は、その心変わりと購入後の使い心地を振り返ります。
結論:メリオを検討したけれど、わが家が選んだのはnuna
わが家は、普段のお出かけや電車移動にnuna イクサ ネクストを使っています。メリオも検討していましたが、妻は街中でサイベックスのベビーカーをよく見かけるようになり、できれば人と被りにくいものを選びたいと考えました。そこで気に入ったのがnunaのデザインです。日本の駅の改札を通れるかという不安を解消できたことも、購入を決めるうえで大切でした。
購入後は、荷物を載せやすく、日常の外出にも使いやすいと感じています。小さなエレベーターで入れない場面はあったものの、頻繁に困るわけではなく、総合的には満足しています。
最初にメリオを検討していた理由
子どもが生まれてから、まずは親戚から譲ってもらったベビーカーを使っていました。ただ、使い勝手が合わず、生後2か月ごろに買い替えることに。そこで候補として考えたのが、サイベックスのメリオなどのベビーカーです。
私たちは駅や電車を使う機会が多いので、単純な高級感よりも、改札の通りやすさ、建物の中での取り回し、持ち運びやすさを気にしていました。メリオは比較的スリムで軽いことが魅力でした。
ここで明確にしておきたいのは、メリオは「実際に検討した候補」であり、「購入して使ったベビーカー」ではないということです。この記事でのメリオの評価は、購入前の検討内容と公式仕様に基づきます。
購入前に気になったのは、nunaの幅と改札
nunaのイクサ ネクストを選ぶにあたって、デザインとは別に気になっていたのがサイズ感です。特に「日本の改札を通れるのだろうか」という不安がありました。
メーカー公表の本体幅は、メリオ カーボン2024が49cm、イクサ ネクストが55cm。数字だけを見ると、nunaの方が幅広です。私たちもこの違いを無視できませんでした。
調べてみると、駅には通路幅が広い改札が設けられている場合があり、イクサ ネクストでも通れることが分かりました。これで購入前の大きな懸念が一つ減りました。
ただし、「幅55cmだから全国どの通常改札でも問題なく通れる」という意味ではありません。通常改札の幅は鉄道会社によって異なり、案内上の幅が55cmのところもあります。ベビーカー本体の公称幅だけで通過を保証できるわけではないため、よく利用する駅の幅広改札や移動ルートを確認しておくと安心です。
妻がサイベックスから心変わりした理由は「人と被りにくさ」とデザイン
最初はメリオを検討していましたが、ベビーカーを意識して街を見るようになってから、妻はサイベックスを使っている家庭をよく見かけると感じたそうです。どこを見てもサイベックスが目に入るようになり、せっかく選ぶなら、できれば人と被りにくいベビーカーがいいという気持ちに変わりました。そこで妻がデザインを気に入ったのがnunaのイクサ ネクストでした。
あとから調べると、妻の印象を考えるうえで参考になる数字もありました。コズレ子育てマーケティング研究所が2026年3月に実施した調査(妊娠中・子育て中のコズレ会員444人)では、サイベックスのブランド認知度は約70%。購入したベビーカーのブランドでは約22%で、アップリカに次ぐ2位でした。認知度は2025年の約56%から上昇しています。
ただし、この数字はコズレ会員のアンケート結果であり、日本全体の販売台数シェアやメリオ単独の購入率ではありません。nunaと直接比較した数値でもないため、どちらが街中で多いかまでは断定できません。(出典:コズレ「ベビーカー購入動向に関する市場調査」)
ベビーカーは外出のたびに使うものです。幅や重量などの条件だけでなく、ほかの人とあまり被らないものを持ちたいという好みも、わが家では大切な選択基準になりました。「人と被りにくい」というのは、人気ブランドに優劣をつける話ではなく、妻が街で見かけた印象をもとにした好みです。
「メリオの方が軽いから正解」「nunaの方が高機能だから正解」という話ではありません。改札を通れると分かって実用面の不安が小さくなり、妻の好みに合うデザインを選べたことが、わが家の決め手でした。
余談:妻が好きなディオールにもベビーカーがあった
nunaを購入した後、妻から、好きなディオールにもベビーカーがあると教えてもらいました。しかも、妻は実際に街でディオールのベビーカーを見かけたそうです。ディオール公式サイトを見ると、2026年11月時点でストローラーの掲載価格は51万〜68万円。価格にはさすがに驚きました。
実際の使い勝手は試していないので分かりません。ただ、機能や扱いやすさだけでなく、ブランドやデザインにこれだけのお金をかける人もいるんだなと思いました。わが家も最終的には妻の好みを重視してnunaを選んだので、ベビーカーに何を求めるかは家庭によってずいぶん違うものだと感じます。
メリオ2024とイクサ ネクストの仕様を比較
当時検討していたメリオ カーボン2024と、購入したイクサ ネクストの公称値を整理すると、次のようになります。
| 項目 | CYBEX メリオ カーボン(2024) | nuna イクサ ネクスト |
|---|---|---|
| 本体幅 | 49cm | 55cm |
| 本体重量 | 5.9kg(付属品を除く) | 約6.55〜6.6kg(カラー等による) |
| 折りたたみ時 | 幅49×奥行54×高さ69cm | 幅55×奥行40×高さ75cm |
| 利用対象 | 生後1か月頃〜体重15kgまで | 新生児〜体重22kgまで |
重量は両製品で付属品や仕様の条件が異なるため、数値だけで持ち上げやすさを断定できません。また、これらは対象年式・仕様の公式掲載値で、購入時の実売価格や使用者本人の実測ではありません。
スペック面ではメリオの方が幅が狭く軽量です。一方、イクサ ネクストは利用対象体重に余裕があります。どちらが合うかは、毎日の移動場所や子どもの成長、何を重視するかで変わります。
nunaを実際に使って良かったこと
普段の電車移動やお出かけで使いやすい
購入後、わが家ではイクサ ネクストを普段使いのメインにしています。電車で出かけるときも、日常の外出でもこちらを選ぶことが多いです。
対面・背面を使い分けられるのも便利
もう一つ便利だと感じているのが、シートを取り外して付け替えることで、対面・背面の向きを選べることです。親の顔が見える向きにも、進行方向の景色を楽しめる向きにもできるので、わが家では地味にありがたい機能です。
ただし、イクサ ネクストはシートをいったんフレームから取り外し、前後を入れ替えて再装着する方式です。子どもを乗せたまま座席を持ち上げて向きを変える操作は安全上避け、子どもを降ろしてから切り替えます。カトージの取扱説明書でも、座席を取り外して付け替える手順と、子どもを乗せたままベビーカーを持ち上げない注意事項が記載されています。
なお、比較対象のサイベックス メリオも両対面式で、シートを付け替えて向きを変える構造です。両対面にできること自体はnunaだけの機能ではありません。どちらも操作前に子どもを降ろして安全を確保する必要があります。
荷物を載せられるのが便利
赤ちゃんとの外出は、どうしても荷物が増えます。イクサ ネクストは荷物を載せられることが便利で、この点は購入後にも満足しているところです。カトージの公式掲載仕様では、収納かごの積載上限は10kgとなっています。もちろん、実際に積むときは取扱説明書の条件を守って使います。
デメリット:小さなエレベーターでは困ることがある
一方、気になる点を一つ挙げるなら、やはり本体サイズです。
コンパクトなベビーカーなら乗れそうな小さなエレベーターでも、イクサ ネクストでは乗れなかったことがありました。購入前に気にしていた「サイズの大きさ」は、実際に使ってみても完全になくなる問題ではありませんでした。
ただ、そうした場面に遭遇する機会はそれほど多くありません。日々の外出では便利さの方が上回っているので、今のところ購入を後悔していません。
改札を通ることができても、狭いエレベーターや建物の通路まで自由に通れるとは限りません。駅や商業施設、マンションなど、よく使う場所の幅・奥行き・扉の開口も、可能なら事前に確認すると選びやすくなります。
メリオとnuna、どちらが向いている?
私たちの経験から言うと、重要なのは公称重量だけでなく、普段使う場所と自分たちの優先順位を合わせることです。
狭い通路や小さなエレベーターを頻繁に使うなら、幅49cmのメリオは比較候補として魅力があります。ただし、メリオでも利用できるかは、その設備の実寸と使用条件によるため、購入前の確認が必要です。
一方、イクサ ネクストのデザインが気に入り、幅55cmでも生活上の移動に大きな支障がなく、荷物を運ぶ日常使いを重視するなら、nunaを選ぶ理由は十分にあります。
わが家では、サイズの弱点を承知したうえでnunaを選び、実際に使って満足しています。ただし、毎日狭いエレベーターに乗る家庭なら、同じ結論になるとは限りません。
後日談:帰省をきっかけにコンパクトなリベルも購入
nunaに満足している一方で、妻が子どもを連れて新幹線で実家へ帰省するときは、イクサ ネクストを持っていく負担が大きく、ベビーカーを持たずに移動することにしました。その後、妻の実家でサイベックスのリベル2026を購入しています。
今は普段のお出かけや電車移動ではnuna、荷物が少ない近場の外出やコンパクトさを優先したい長距離移動ではリベルという使い分けです。2台目を買い足した理由と使い分けは、リベル2026とnunaの2台持ち体験記事で詳しく紹介しています。
まとめ:選ぶ前の不安と、使ってからの現実は両方大事
メリオを検討していたわが家が最終的に購入したのは、nunaのイクサ ネクストでした。街中でサイベックスをよく見かけた妻が、人と被りにくいものを選びたいと考えたことが心変わりのきっかけです。サイズや改札への不安を確認したうえで、妻が気に入ったデザインを選べたのがよかったと思っています。
実際に使うと小さなエレベーターで入れないことはありましたが、その頻度は低く、普段の電車移動や荷物の積載には満足しています。
ベビーカー選びで迷ったら、幅や重量だけで決めず、よく使う改札・エレベーター・収納場所を確認したうえで、毎日使いたいと思える一台を選ぶのがおすすめです。


