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会社員エンジニアが週1・土日副業を探した結果|2022年と2026年を比較

会社員エンジニアの副業環境を2022年と2026年で比較するアイキャッチ

2022年、私はITエンジニアとして副業案件を探していました。

「いつか副業できたらいい」と考えただけではありません。当時の目的は、目先の収入を増やすことだけではなく、将来の独立や転職に備えて、会社の外でも通用する仕事を経験しておくことでした。

そのため、ココナラに登録してサービスを出品し、本人確認まで済ませました。レバテックフリーランスやITプロパートナーズなどにも登録し、自分が働ける曜日と時間を具体的に伝えて、案件紹介を相談しています。

しかし、条件に合う案件の紹介には至りませんでした。

それから4年。2026年の今は、週1日、土日のみ、フルリモートといった言葉を掲げる副業サービスが増えています。では、同じ条件で探したら、会社員エンジニアは本当に副業しやすくなったのでしょうか。

この記事では、当時のやり取りで事実関係を確認しながら、私が何を考え、なぜ副業探しを止めたのかを振り返ります。そのうえで2026年9月の公開案件を調べ、同じ条件なら今はどうなるのかを比較しました。

先に結論を言うと、低稼働の案件は以前より見つけやすくなっています。ただし、平日日中の会議や連絡に対応できないという壁は、今も残っています。

フルリモートになれば消えるのは、主に通勤です。勤務時間まで自由になるとは限りません。

1. 2022年、副業を探し始めた理由と実際に動いたこと

将来の独立や転職を考えたとき、会社の中だけの経験でよいのかという思いがありました。そこで、まずは会社員のまま参加できる仕事を探してみることにしました。当時の動きを、残っている記録も使って時系列で整理すると、次のようになります。

  • 2022年8月27日:ココナラに登録
  • 2022年8月28日:初めてサービスを出品
  • 2022年8月29日:本人確認が完了
  • 2022年8月30日:レバテックフリーランスに登録し、スキルを入力
  • 2022年8月31日:レバテック側から稼働条件について回答
  • 2022年9月1日:フリエンへの応募受付、ITプロパートナーズへの登録
  • 2022年9月5日:ITプロパートナーズへ希望条件を回答
  • 2022年9月6日:ITプロパートナーズから案件紹介の難しさについて回答

ココナラで出品したサービス名は「パソコン・IT関連の困りごとの相談・対応します どんなことでもお気軽にご相談ください」でした。

結果として、2022年に案件を受注したり、副業収入を得たりしたわけではありません。ココナラは登録、初出品、本人確認まで。フリエンも応募受付まででした。

ただし、少なくとも「副業を考えた」で止まってはいません。複数のサービスに登録し、スキルを入力し、働ける時間を伝えて、案件を探すところまでは進めていました。

2. 私が提示していた稼働条件

2022年9月5日にITプロパートナーズへ送った内容では、概ね次の条件を伝えていました。

  • 副業案件を希望
  • 平日9時〜19時は、週1〜2日、1日あたり1時間程度なら対応可能
  • 平日夜間と土日を合わせれば、週20時間程度は確保可能
  • 参画開始はすぐでも可能
  • 常駐は難しい
  • 希望単価は時給3,000円程度。ただし最初の案件は相談可能
  • 面談は19時〜20時であれば曜日を問わず可能

当時のメールで明示していたのは「常駐は難しい」という点です。「フルリモート希望」と書いていた、とまでは今回確認できた資料からは言えません。

数字だけを見れば、週20時間は少なくありません。問題は、その20時間を使えるのが主に夜と休日だったことです。

3. エージェントから返ってきた厳しい回答

レバテックフリーランスからは、案内できる案件は週2日以上が中心で、週1日以下の希望では紹介が難しいという趣旨の回答がありました。

ITプロパートナーズからは、夜間・休日を中心に参加できる案件は「非常に少ない」という趣旨の回答でした。一方、平日日中に8時間×週3日、つまり週24時間を確保できれば、紹介できる案件の幅が広がるとも案内されています。

フリエンでは、面談可能時間として平日11時〜19時が示され、条件によっては面談や案件紹介が難しい場合があるという案内でした。

私が出せる総時間は週20時間程度。相手が求めていたのは、単なる20〜24時間ではなく、チームが動く平日日中にまとまって参加できる20〜24時間だったのだと思います。

この回答を見たとき、私には「会社員が本業後に取り組む副業」を探すサービスというより、平日日中にも動けるフリーランス向けのサービスに近く見えました。週20時間を確保できても、その時間帯が合わなければ対象にならない。「会社員向けの副業サービスではない」というのが、当時の率直な印象です。

もちろん、これは私が相談した範囲での体験です。2022年の副業市場全体に夜間・休日案件が存在しなかった、と断定するものではありません。ただ、少なくとも私の条件では複数のサービスで紹介の壁に当たり、ここで副業探しをいったん止めました。

4. リモートワーク全盛期なのに、なぜ条件が合わなかったのか

2022年は「コロナ前」ではありません。オンライン会議、チャット、VPN、クラウド環境が広く使われ、在宅勤務はすでに珍しい働き方ではなくなっていました。

それでも副業が難しかった理由は、仕事をする場所より、仕事をする時間にあります。

チーム開発では、朝会、定例会議、仕様確認、レビュー、問い合わせ対応が発生します。インフラ案件では、関係者との作業調整、障害対応、変更作業の承認もあります。作業自体を自宅でできても、相手が稼働している時間に連絡が取れなければ進まない仕事は多いのです。

在宅勤務が普及して解決したのは「どこで働くか」という制約でした。一方、「いつ働くか」という制約は、チームで進める仕事の構造に残りました。

5. 「場所の自由」と「時間の自由」は違う

フルリモートには、少なくとも二つの状態があります。

一つは、オフィスへ行かず、平日9時〜18時に自宅からチームへ参加する働き方です。

もう一つは、期限までに成果を出せば、夜間や土日に作業してもよい働き方です。

どちらも「フルリモート」と表示される可能性があります。しかし、本業を持つ会社員にとって、この違いは決定的です。

前者には場所の自由がありますが、時間の自由はあまりありません。後者には場所と時間の両方の自由がありますが、その代わり、タスクを一人で進められる専門性や成果責任が強く求められます。

案件票で「フルリモート」を見つけたときに確認すべきなのは、在宅で働けるかだけではありません。平日日中の会議、連絡への応答期限、顧客対応、障害対応があるかまで見なければ、本当に副業として成立するかは判断できません。

6. では2026年現在はどうなのか

2026年9月に、ITプロパートナーズ、レバテックフリーランス、Workship、SOKUDANなどの公開情報と案件票を確認しました。

まず、探しやすさは確実に改善しています。Workshipでは週1〜5日、副業OK、フルリモートOK、土日週末OKといった条件で絞り込めます。SOKUDANも副業歓迎、土日OK、フルリモートなどの導線があり、公式ページではリモート案件92%、平均稼働2.4日と案内しています。ITプロパートナーズには週1日案件の一覧があり、確認時点で350件と表示されていました。

一方、検索条件に「週1」「フルリモート」があることと、会社員が夜や休日だけで参加できることは同じではありません。

フルリモートでも平日日中の案件

Workshipで確認したクラウドDWH案件は、フルリモートでした。しかし稼働は週40時間、月160時間、平日9時〜18時で、分析・BIチームとの日次連携も記載されています。

通勤は不要でも、会社員が本業の後や土日だけ参加できる条件ではありません。まさに「場所は自由、時間は固定」の案件です。

夜間対応可能でも、高い専門性が必要な案件

同じWorkshipには、クラウドPBX/VoIP基盤エンジニアの案件もありました。フルリモート、勤務時間自由、夜間可能で、固定時間よりタスク完了を重視する条件です。

これは2022年に私が探していた条件に近い案件です。ただし、エンタープライズ向けPBXやVoIPの高度な経験が求められます。時間の自由が大きい仕事ほど、細かな指示や長い共同作業なしで成果を出せる専門性が必要になる例といえます。

週1のAWS案件は、実装より上流の助言型

ITプロパートナーズでは、週1日、基本リモートのAWS/Google Cloudアーキテクチャ案件を確認できました。月額10万円で、実装担当ではなく、技術意思決定やアーキテクチャを支援する役割です。

ただし、月1回の渋谷での対面レビューがあり、求められるのはTech Lead、Staff Engineer、Principal Engineer、EM、VPoE、CTO級の経験でした。

週1のAWS案件は存在します。しかし「AWSを触れる人が空いた夜に作業する」というより、高度な経験を短時間で提供するアドバイザー案件です。

月0〜10時間でも、現地・障害対応がある案件

ITプロパートナーズには、店舗ネットワーク構築を支援する情シス案件もありました。月0〜10時間の目安で、Wワーク・副業に向くと明記されています。

一方で、店舗でのネットワーク構築、POSや周辺機器の設定、リモートまたは現地での障害対応を含みます。稼働時間が短くても、必要なタイミングを自分だけでは決めにくい仕事です。

AWS・インフラの主流は今も高稼働

レバテックフリーランスの現行検索画面では、稼働日数の区分が「〜週3日」「週4日」「週5日」で、週1日・週2日を単独では選べません。画面上には、週5日案件が増加傾向で最も多いという案内もあります。

SOKUDANも週1〜3日の案件が多いと案内していますが、確認時に上位表示されていたAWSインフラアーキテクトやネットワーク案件は、週5日・週40時間の部分リモートでした。低稼働の例は、広告運用、事業企画、マーケティングなどに多く見られました。

AWSやインフラの副業案件がないわけではありません。ただ、システムを継続運用し、チームや顧客と連携する性質上、一般的な設計・構築・運用案件は今も高稼働になりやすいと考えた方が現実的です。

7. 同じ条件で探した2022年と2026年の比較

比較すると、次のように整理できます。

  • 2022年:私が相談した範囲では、週1日以下や夜間・休日中心の条件で紹介を受けるのが難しかった
  • 2026年:週1、週2、副業OK、土日OK、フルリモートを検索できるサービスが増えた
  • 2026年:実際に週1、月0〜10時間、夜間可能の案件も確認できた
  • 変わらない点:フルリモートでも平日日中の会議や日次連携を求める案件は多い
  • 変わらない点:AWS・インフラの一般的な実務案件は、週3〜5日や日中稼働が中心になりやすい
  • 新しい可能性:高度な助言、特定分野の専門作業、成果物型の仕事なら、少ない時間でも成立しやすい

したがって、今回の調査結果は「2022年より明らかに何でも副業しやすくなった」ではありません。

案件の入口は増えました。しかし、会社員が夜と休日だけで参加できる案件は、依然として限られます。市場は改善したが、平日日中対応の壁は残っている。これが2026年時点の結論です。

8. 市場だけでなく、自分のスキルも変わった

もう一つ、2022年と2026年を比べるときに分けて考えるべきことがあります。市場だけでなく、私自身も変わりました。

長年のインフラエンジニア経験に加え、AWS、IoT、Python、Raspberry Pi、各種API連携、クラウド自動化、生成AI活用、業務改善など、外部へ提供できるスキルの幅が広がっています。

その結果、今なら次のような仕事を検討できます。

  • AWS構成や運用方針のレビュー
  • 小規模なクラウド自動化
  • PythonやAPIを使った業務ツール作成
  • Raspberry PiやIoTの試作支援
  • 生成AIを組み込んだ業務改善の検証
  • 手順書、設計書、技術調査などの成果物作成
  • ITの困りごとを切り分けるスポット相談

これらは、チームの一員として平日日中に常時参加する仕事とは性質が違います。課題を切り出し、成果物や助言として納品しやすいため、夜間・休日の副業と相性がよい可能性があります。

2026年に選択肢が増えたとしても、そのすべてを市場の変化とは言えません。4年間で、自分が短時間に提供できる価値も増えています。

9. クラウドワークスやココナラはどう見るか

エージェント型の案件は、高単価になりやすい一方、チームへの継続参加を前提にした準委任契約が多くなります。そこで別の選択肢になるのが、クラウドワークスのようなクラウドソーシングや、ココナラのようなスキル販売です。

これらでは、AWS、Python、自動化、IT相談などを、作業範囲と納期を決めた成果物型・サービス型として販売できます。依頼者との調整は必要ですが、平日日中に毎日参加する働き方より、自分の時間で完結させやすくなります。

ただし、出品すれば自動的に売れるわけではありません。要件の切り分け、見積もり、説明文、実績づくり、問い合わせ対応が必要です。案件を探す代わりに、自分の商品を設計する仕事が増える、と考えた方が近いでしょう。

私が2022年にココナラへ出品した「IT関連なら何でも相談」という広いサービスより、2026年のスキルなら「AWSコストを診断する」「定型作業をPythonで自動化する」「API連携の小さな試作を作る」のように、成果と範囲を明確にした方が時間を管理しやすくなります。

10. 会社員が副業案件を見るときのチェックポイント

「フルリモート」だけで判断しない

フルリモートは勤務場所の条件です。勤務時間、会議、連絡可能時間は別に確認します。

週何日ではなく、いつ働く必要があるかを見る

週1日でも、平日昼間に8時間参加する条件なら会社員には難しい場合があります。反対に、月30時間でも夜間と土日で完結できれば両立しやすくなります。

平日日中の定例会議を確認する

朝会、週次定例、顧客会議、レビューの曜日と時間を、応募前に確認します。「必要に応じて会議」も、頻度と時間帯まで聞く必要があります。

チャットの応答時間を確認する

作業時間が自由でも「平日の日中は1時間以内に返信」といった条件があれば、実質的な拘束が生まれます。

土日だけで完結できるかを確認する

土日稼働可は、土日だけでよいという意味とは限りません。平日も含む稼働の一部を土日に振り替えられるだけの場合があります。

準委任か成果物型かを見る

準委任は一定時間の業務遂行やチーム参加が中心です。成果物型は納期と完成条件を決めやすく、夜間・休日に進めやすい一方、見積もりを誤るリスクがあります。

緊急対応と待機時間を確認する

インフラ案件では、障害対応、夜間作業、変更作業が発生します。実作業が短くても、待機や時間指定が多ければ、本業や家庭への影響は大きくなります。

就業規則、競業、秘密保持を確認する

本業の会社が定める副業手続き、競合企業との取引、機密情報や会社資産の使用可否を確認します。副業先との契約だけでなく、本業側のルールも先に見ます。

稼働時間ではなく拘束時間を見る

作業2時間でも、会議待ちや即時返信で半日を拘束されるなら、実質的な時間コストは大きくなります。

単価ではなく時間効率を見る

表示単価から、営業、打ち合わせ、準備、移動、待機、修正、請求まで含めた時間を差し引いて考えます。

応募前には、最低でも次の質問をしておくと判断しやすくなります。

  • 平日日中に参加必須の会議は週に何回あるか
  • チャットは何時間以内の返信が必要か
  • 夜間・土日だけで作業を完結できるか
  • 月の最低稼働時間と上限時間はいくつか
  • 作業時間の指定か、成果物と納期の指定か
  • 障害対応、電話対応、現地対応はあるか

11. 売上最大化より「時間当たりの価値」を選ぶ

本業と家庭がある状態で、副業の売上だけを最大化しようとすると、生活全体の余白がなくなります。

月額が高くても、平日日中に何度も呼ばれ、チャットを常に気にし、休日の予定を崩す案件は、会社員の副業として効率がよいとは限りません。

反対に、単価が少し低くても、依頼内容が明確で、好きな時間に進められ、成果物を一度納めれば完了する仕事なら、本業や家庭と両立しやすくなります。

見るべきなのは、売上 ÷ 作業時間だけではありません。

売上 ÷(作業時間+会議+連絡待ち+移動+緊急対応+営業)

この「拘束時間を含めた時間当たりの価値」で比べる必要があります。

そう考えると、選択肢はエージェント案件だけではありません。ブログ運営、生成AIを使ったコンテンツ制作、ココナラでの小さなサービス販売、技術相談、業務改善ツールの納品なども比較対象になります。

副業を増やすこと自体が目的ではありません。限られた時間を、収益、経験、将来の資産のどれに変えるのか。その配分を決めることが、効率家ラボらしい副業選びだと考えています。

12. まとめ

2022年、私は複数の副業サービスへ登録し、夜間・休日を中心に週20時間程度働けると伝えました。しかし、週1日以下や夜間・休日中心の案件は紹介が難しく、条件に合う案件には進めませんでした。

2026年には、週1、週2、土日OK、フルリモートを検索できるサービスが増え、実際に少時間や夜間可能の案件もあります。この点は、2022年より前進しています。

ただし、フルリモートでも週40時間・平日日中・日次連携という案件はあります。AWSやインフラの一般的な案件は、今も高稼働や日中対応が中心です。会社員の副業に必要なのは、場所の自由だけではなく、時間の自由です。

そして2026年の私には、AWS、Python、IoT、API連携、自動化、生成AI、業務改善といった、2022年より広い選択肢があります。市場が変わったことと、自分が変わったことを分けて考えれば、狙うべきは「空いた時間を売る案件」だけではありません。

短時間の専門助言、範囲を絞った自動化、成果物型の仕事、自分で設計するサービス。こうした形の方が、本業と家庭を持つ会社員には合う可能性があります。

フルリモートかどうかは、最初の確認項目にすぎません。最後に見るべきなのは、その仕事が自分の時間をどれだけ拘束し、その時間からどれだけの価値を生み出せるかです。

参考にした2026年の公開情報

ITプロパートナーズ「店舗ネットワーク構築・情シス」案件

※案件数・募集条件は2026年9月18日に確認した公開情報です。案件は募集終了や条件変更の可能性があります。

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