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1577から1489に統一した。でも今なら399Aを選ぶ|高配当50 ETFを改めて比較

1577と1489を比較し、399AとTracersも検討する日本株高配当50の記事アイキャッチ

日本株で配当をもらいつつ、個別株ほど銘柄選びに悩みたくない。

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そんな理由で、自分は日本株の高配当ETFを持っている。

最初に買ったのは、

「1489 NEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型上場投信」

と、

「1577 NEXT FUNDS 野村日本株高配当70連動型上場投信」

の2本だった。

高配当50と高配当70。

普通なら比較して、どちらか1本を選ぶところだと思う。

当時の自分が出した答えは、

「両方持っとけばええやん」

だった。

投資家によくある雑な分散である。

ただ、しばらく保有したあと1577は売却。

最終的に1489へ統一した。

コストや分配金も理由だったが、自分にとって意外と大きかったのが「買いやすさ」だった。

1489なら1口数千円。

1577は1口数万円。

相場が下がった日に、「今日はちょっとだけ買っとくか」がやりやすい。

高配当ETFは一気に買うより、少しずつ増やしていきたかった自分にとって、この差は結構大きかった。

だから1489に一本化。

これで日本株高配当ETF問題は終了。

……したつもりだった。

ところが2026年になって、改めて高配当ETFを調べてみた。

すると知らない商品が増えている。

しかも、1489とほぼ同じ中身なのに、1489よりコストが低い。

さらに投資信託まである。

調べる前は、「高配当50なら1489でええやろ」と思っていた。

調べた後。

今後の新規投資は399Aへ寄せようかと考えている。

自分の保有商品を確認するだけのつもりだったのに、投資先が変わりそうになった。

結論:1577から1489へ統一した。でも今からなら399Aを選ぶ方向

最初に現在の結論を書いておく。

自分が1577と1489を持っていた当時なら、今考えても1489へ統一したと思う。

ただし、2026年9月現在。

今ゼロから「日経平均高配当株50指数」へETFで投資するなら、自分は399Aを選ぶ方向に傾いている。

理由は大きく4つ。

  • 1489と同じ指数への連動を目指している
  • 信託報酬が1489より低い
  • 1口2,000円台で買いやすい
  • 後発ETFながら純資産もすでに数百億円規模まで増えている

2026年9月8日時点で、1489は3,499円、純資産約5,453億円、信託報酬は年0.308%。

399Aは同日の終値が2,330円で、純資産も約687億円規模まで成長している。信託報酬は年0.165%だ。

1489が悪くなったわけではない。

むしろ規模や実績では圧倒的に1489。

ただ、「今から新しく買うなら?」と聞かれると399Aがかなり強い。

一方、ETFではなく自動積立を中心にするなら「Tracers 日経平均高配当株50インデックス」も気になる。

こっちは信託報酬が年0.10725%。

正直、調べれば調べるほど選択肢が増えた。

まず1489と1577は何が違う?

そもそも、自分が最初に持っていた1489と1577は、同じ日本高配当ETFでも中身が違う。

項目 1489 1577
銘柄数 原則50銘柄 70銘柄
母集団 日経平均構成銘柄 国内上場株式
指数 日経平均高配当株50指数 野村日本株高配当70
信託報酬 年0.308% 年0.352%
総経費率 年0.37% 年0.38%
分配 年4回 年4回
2026年9月8日価格 3,499円 59,560円
純資産 約5,453億円 約2,336億円
NISA 成長投資枠 成長投資枠

1489は、日経平均株価の構成銘柄から予想配当利回りの高い50銘柄を選ぶ。

一方1577は、日本国内に上場している普通株式から予想配当利回りの高い70銘柄を選び、等金額型で構成する。

つまり、1489は日経平均の大型株を中心に高配当50銘柄、1577はもっと広い日本株から高配当70銘柄という違いがある。

単純な「50対70」ではない。

自分はなぜ1577を売って1489に統一したのか

最初は両方持っていた。

高配当50もいい。

70銘柄ならさらに分散される。

それなら両方持てばいい。

そんな発想だった。

ただ、ポートフォリオ全体を整理していくと疑問が出てきた。

「これ、両方必要か?」

指数自体は違う。だから完全に同じものを2本持っているわけではない。

ただ、自分の資産全体から見ると、どちらも役割は「日本株高配当枠」。かなり近い。

だったら1本にまとめた方が管理しやすい。

そのとき比較したのが、コストや分配金、そして買いやすさだった。

信託報酬は1489の方が低い。

ただ、この差だけなら決定打というほどではない。

自分にとって大きかったのは1口の価格だった。

1489なら数千円。1577は約6万円。

例えば、「日本株が今日は2%くらい下がってるな」と思ったとき。

1489なら1口だけ追加できる。

3,000円ちょっとなら気軽だ。

6万円になると、自分にとっては「ちょっと追加」とはいかない。

高配当ETFを少しずつ積み上げたい自分には、1489の方が圧倒的に扱いやすかった。

だから1577を売って1489へ統一した。

この判断自体は、今でも後悔していない。

ただし1577も少額で買えるようになる

ところが、ここにも変化がある。

1577は受益権の分割が予定されている。

現在は1口約6万円だが、分割後は現在価格換算なら数千円単位で買えるようになる予定だ。

つまり、「1489なら少額で買えるけど1577は買いにくい」という差は今後かなり小さくなる。

自分が1489へ統一した理由の一つなので、これは結構大きい。

とはいえ1577と1489は指数そのものが違う。

なので、「1577が買いやすくなるから戻ろう」という話ではない。

むしろ今回、自分が気になったのは別の商品だった。

399A。1489と同じ指数なのにコストが安い

2025年に「399A 上場インデックスファンド日経平均高配当株50」が登場した。

このETFの連動対象は、「日経平均高配当株50指数」。

そう。1489と同じである。

1489と399Aで、「どっちの高配当株選定が優れている?」と悩む必要は基本的にない。

同じ指数への連動を目指しているからだ。

違うのはETFという「器」の方。

そして、その器のコストが違う。

1489の信託報酬は年0.308%。

399Aは年0.165%。

ほぼ半分である。

100万円保有していると仮定すると、単純計算では、1489が約3,080円/年、399Aが約1,650円/年。

差は約1,430円。

1年だけなら「まあそんなもんか」と思う金額かもしれない。

ただETFは何年、何十年と持つ可能性がある。

同じ指数なら、コスト差は気になる。

399Aは安い。でも新しいETFはちょっと怖い

とはいえ、「安いから399A!」とすぐ飛びつかなかった理由もある。

新しいETFだからだ。

ETFの場合、コストだけではなく、純資産、出来高、売買のしやすさ、スプレッド、運用実績も気になる。

その点では1489が圧倒的に強い。

1489は2026年9月時点で純資産約5,453億円。

これは安心感がある。

一方399Aは2025年7月24日上場。

まだ1年ちょっとしか経っていない。

ただ、調べてみると想像していたより育っていた。

純資産はすでに数百億円規模。

「上場したばかりで全然取引されていないETF」という状況ではない。

これなら自分としては候補に入れやすい。

なので今後の新規買付は399Aへ寄せる方向

ここまで調べた結果、自分の中ではかなり答えが固まった。

ETFを比較して実際に選んだ過去記事では、日経半導体ETFの200A・2644・282Aも比較している。今回も同じく、名前ではなく中身とコストを見て選び直した。

今持っている1489を全部売って399Aへ乗り換える。

そこまでは考えていない。

ただ、今後、高配当50へ新しく資金を入れるなら399Aへ寄せる方向で考えている。

理由はシンプル。

投資したい指数は変わっていない。

日経平均高配当株50指数への投資は続けたい。

だったら同じ指数を、より低コストで、より少額から買える399Aで買う。

自分にとっては自然な選択に見える。

1489から399Aへ変えるというより、「投資対象はそのまま、買うETFだけ変える」という感覚に近い。

じゃあ今持っている1489は売る?

これは別問題だと思っている。

新規資金をどこへ入れるか。

既存資産を売って乗り換えるか。

この2つは分けて考えたい。

課税口座で1489に含み益があるなら、売却時には税金が発生する。

NISAならNISAで、売却後の非課税保有限度額の再利用時期などを考える必要がある。

そして信託報酬の差は確かにあるが、1489が突然ダメなETFになったわけではない。

むしろ純資産が大きく、流動性も高く、長い運用実績もある。

この安心感は399Aにはまだない。

なので自分の場合、1489は今持っている分はそのまま、399Aは今後の新規買付候補、くらいが現実的かなと思っている。

さらに気になるTracers。知らない会社だと思っていた

そしてもう一つ。

今回調べていて気になったのが、「Tracers 日経平均高配当株50インデックス(奇数月分配型)」。

名前を見た最初の感想。

「Tracers?」

「アモーヴァ?」

「どこの会社や……?」

だった。

投資信託は長期間保有するものなので、聞いたことのない運用会社だと少し二の足を踏む。

ところが調べてみると、アモーヴァ・アセットマネジメントは旧・日興アセットマネジメント。

名前変わってただけだった。

知らんかった。

そして商品を調べると、これが結構強い。

Tracersも連動を目指すのは「日経平均高配当株50指数(トータルリターン)」。

つまり1489や399Aと同じ高配当50だ。

信託報酬は年0.10725%。

399Aの0.165%よりさらに低い。

しかも純資産も500億円を超えている。

思っていた以上に普通に大きかった。

399AとTracers、どっちがいい?

ここまで来ると次の問題が発生する。

399AとTracersならどっちなんだ。

同じ指数。

399AはETF。

Tracersは投資信託。

コストだけならTracersの方が低い。

さらに投資信託なら毎月一定額を自動積立しやすい。

一方399Aなら、株式市場が開いている時間に自分で価格を見ながら指値を出せる。

自分の場合、「今日は結構下がったから1口買う」という買い方をすることが多い。

そう考えると399Aの方が合っている。

逆に、毎月1万円、毎月3万円と決めて完全自動積立するなら、Tracersは相当便利だと思う。

整理すると、

自分でタイミングを見ながら買いたい → 399A

金額指定で自動積立したい → Tracers

という違いになる。

ここはもう少し実際の運用まで比較したい。

今回の記事を書いている途中で、次の記事のネタまで生えてきた。

高配当商品の方向性そのものを比較したい場合は、JEPQ・SCHD・VYMなどを比較した記事も別にまとめている。

1489・399A・Tracersを全部持てば分散できる?

では全部買えばいいのか。

昔の自分ならやりかねない。

だが、1489、399A、Tracersは基本的に同じ日経平均高配当株50指数への連動を目指している。

3商品持ったところで、150社に分散されるわけではない。

投資対象はほぼ同じだ。

運用会社を分ける、ETFと投信を使い分ける、分配時期を分ける。

そういった明確な目的があるなら別だと思う。

ただ、「なんとなく分散できそう」なら自分は今なら1本に寄せる。

1577と1489を両方買っていた頃の自分へ言ってやりたい。

ちなみに同じ指数のETFはまだある

実は日経平均高配当株50指数への連動を目指すETFは399A以外にもある。

例えば531A。

信託報酬は399Aと同水準で、価格も2,000円台だ。

ただし現時点では399Aより規模が小さい。

低コストなのは魅力だが、現時点で自分が選ぶなら399Aを優先する。

今後規模が大きくなれば、また状況は変わるかもしれない。

ETF、いつの間にこんな増えたんや。

現時点で自分ならこうする

1577

以前は保有していたが、現在は1489へ統一済み。

より広い日本株から70銘柄を選ぶという魅力はある。

ただ、現時点では戻す予定はない。

1489

現在保有中。

圧倒的な純資産と実績が強い。

今持っている分をわざわざ売却する予定はない。

399A

今後の新規投資の第一候補。

1489と同じ指数で、信託報酬が低い。

単価も小さく、自分の買い方にも合っている。

Tracers

今回調べて、一気に気になった。

旧日興アセットと知って運用会社への心理的な不安もかなり減った。

自動積立なら399Aよりこちらを選ぶ可能性もある。

ただ、自分は下落時にETFを少しずつ追加する買い方が好きなので、現時点では399A寄り。

既存の1489は維持。今後の追加は399Aへ寄せる。Tracersは積立用途として引き続き検討。

これが現在の結論だ。

まとめ:1577から1489。次は399Aへ

振り返ると結構変わっている。

最初。

1577と1489を両方買う。

「役割ほぼ同じじゃね?」となって1489へ統一。

これで終了したと思う。

2026年に調べ直す。

399Aを発見。

同じ指数なのにコストが安い。

さらにTracersまで発見。

今後は399Aへ寄せる方向。

高配当50そのものをやめたいわけではない。

むしろ逆。

投資したい指数は気に入っている。

ただ、それを買うための商品が増えた。

だったら、その時点で自分に合うものを選び直せばいい。

一度買ったETFだから、一生そのETFを買い続けなければならない理由はない。

今回、自分の保有商品を記事にしようと思って調べた結果、自分の投資先まで変わりそうになった。

ブログを書いてポートフォリオを見直す男。

本来、順番が逆な気がする。


※本記事は筆者個人の投資状況・判断をまとめたものであり、特定の金融商品の購入や売却を推奨するものではありません。ETF・投資信託には価格変動等による元本割れの可能性があります。商品情報・価格・純資産・手数料等は2026年9月時点の情報を基にしており、投資判断の際は各運用会社の最新情報をご確認ください。

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