今回は、住宅ローンの事前審査でまさかの否決をくらった体験談を共有します。
しかも、原因は「証券担保ローン」。
…って言われても、「え、それ何が悪いの?」と思いますよね?
この記事では、実際に僕がどうやって原因を突き止めたか、そしてどう対策したかをリアルに紹介します。同じ轍を踏む人を減らしたいので、ぜひ最後まで読んでください。
落ちると思ってなかった住宅ローン事前審査
夫婦共働き、年収も安定、貯金もしている。
自分で言うのもアレですが、ローン審査に不安なんて全くありませんでした。
不動産の営業さんと一緒に、提携銀行で住宅ローンの事前審査を申し込み。
すると、数日後——
「まさかの全滅です・・・」
え? …なんで?
原因を追っていくと…まさかの「証券担保ローン」?
営業さんもびっくり。「こんな属性で落ちることってある?」と。
すぐに銀行に問い合わせてもらいました。
そこで返ってきた回答が…
「“証券担保ローン”、よくわからないけどこれ解約できませんか?」
証券担保ローン?あぁ、あれか。
証券担保ローンってなに?
簡単に言うと、株などの金融資産を担保に、お金を借りられる仕組みです。
僕は楽天証券で保有しているETFを担保にして、**楽天銀行の証券担保ローン枠(600万円以上)**を持っていました。
しかもこれ、株価が上がれば枠も拡大する。便利ですよね?
実際に借り入れはしていないし、枠があるだけなのでノーカウントでしょ?と思ってました。
が……これは大間違い。
「借りてなくても借りられる」=リスクとみなされる
審査する側からすると、枠=いつでも借りられる=潜在的な借金と見なします。
つまり、「この人は600万円を急に借りる可能性がある」と判断されるわけです。
さらに問題だったのが……
- 営業担当も証券担保ローンの知識がなかった
- 銀行担当者も「初めて扱う」という様子
- 結果、正しく評価されないまま機械的にNG扱い
悲しいけど、これが現実でした。
JICCに記録されていた!
信用情報機関(JICC)を開示してみたところ、しっかり楽天銀行名義で記録が残っていました。
そう、証券担保ローンは「見えない借金」じゃなくて、バッチリ見られている借金なんです。
一方で、信用取引(株の空売りなど)は記録に出てなかったため、影響は少ない模様。
対策:返済予定として再申請 → 審査通過!
営業さんと相談のうえ、証券担保ローンは全額返済予定と明記して、再度申請。
すると、あっさり審査通過しました!
※このときのポイントは、「解約予定」であることをしっかり伝えたことです。
営業にも迷惑をかけたし、知らないと損する情報だと痛感
今回の件で、以下のことを痛感しました:
- 金融リテラシーの差は大きい
(営業も銀行もわかってなかった) - 信用情報の中身は自分でチェックすべし
- ローン審査って、本当に“減点方式”
住宅ローンだけでなく、自動車ローンや教育ローンでも同じように審査に引っかかる可能性があります。しかも、原因が「証券担保ローン」なんて思いもよらないですよね。
まとめ:証券担保ローン利用者は注意!
証券担保ローン自体は悪いものではありません。
むしろ資産を活かす便利な制度。でも……
住宅ローン審査との相性は最悪。
以下のような方は、要注意です!
✅ 株の評価額が上がって、借入枠が大きくなっている人
✅ 実際には借りていないけど「枠だけ」持っている人
✅ 証券担保ローンがJICCに記録されている証券会社を使っている人(楽天など)
おまけ:チェックリスト
チェック項目 | できてる? |
---|---|
証券担保ローンを利用中 | ✅ / ❌ |
借入可能枠が300万円以上ある | ✅ / ❌ |
JICCを開示したことがある | ✅ / ❌ |
営業や銀行に事前に伝えている | ✅ / ❌ |
完済 or 解約の証明を準備済み | ✅ / ❌ |
最後に
住宅ローンは「ちゃんと稼いでる=通る」と思いがちだけど、裏側の仕組みでNGになる落とし穴があるってことを身をもって知りました。
これから申し込む人には、ぜひこの体験を役立ててほしいです。
「審査に自信あるけど、なぜか落ちた」って人こそ、証券担保ローンの影響を疑ってみてください。
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