2024年4月。GXUSTOP20で爆死中の僕の目に、一つの銘柄が飛び込んできた。
それがサンリオだ。
「GXUS? あれは死んだ」
SNSの株クラではそんな空気が漂い始めていた。年末特有の“NISA枠埋めてないやついねーよなムード”も静まり返り、一括投資報告は次々に撤退モード。
なのに、なぜかTwitterのタイムラインに輝いて見えたのが、サンリオだった。
第1章:爆死中の男、キティにすがる
GXUSTOP20に夢を託したNISAが燃え広がっていた時に目に入ったのが、サンリオ。
「売出価格が想定よりも低くて、抑えられてるけど、上に行きたそうな顔してる」
前回見た時の誰かのポストにそう書かれていた。
チャートを見たら、確かに年末に4500円台で売り出された後、一度5000まで跳ねた後急落し、4500台だった。
「これは…キティ、跳ねるぞ」
直感だった。雰囲気だった。でも妙な確信があった。
第2章:サンリオと僕と、そして信用取引
年末、4500円台で購入開始。
信用枠も使って、細かく売買していた。ボラはあるが、右肩上がりだった。
GXUSでメンタルが削られていた自分にとって、サンリオのチャートは心のオアシスだった。
不安定な相場の中、そこには「信じられるキティ」がいた。
そして、2025年2〜3月——
6000〜7000円台に突入。ついに利確。
第3章:結婚式とキティちゃんのご祝儀
2025年4月。結婚式直前。
カードローンで式代を仮に補填していたとはいえ、重圧はデカかった。
そんなとき、含み益を確認して、つぶやいた。
「あれ……これ、キティちゃん……めっちゃ儲かってない?」
利益は約200万円。
結婚式費用の概算400万円の、ちょうど半分をカバーする金額。
なんなら、ご祝儀の合計よりも多かった。
その利益はすぐに現金化せず、
トランプ相場のリバ取り資金に回した——
が、精神的には「勝った」感覚があった。
第4章:ソフトバンクを見送った僕の勝利(たぶん)
当時、ソフトバンクグループも検討していた。実際少し買ってみた。
でも動きが鈍く、追加投資は見送り。
「これは違う」と感じたのだ。
結果的に、それは正解だった。6月までは一向に戻らなかった。
7月に爆発的にリバったけど、その頃にはもう……遅いよ。
第5章:サンリオ愛とキティ感謝祭
利益確定時、「まだ上がるかも」という気持ちはあった。
だけど、そのときは必死だった。
利確しなければ、もっとNISAを削らなきゃいけない状況だった。
だから売った。あの時の僕、よくやった。
妻には報告した。
「え、キティちゃんで?(笑)」
笑ってた。多分よくわかってない。
ちなみに彼女はキティよりもシナモン派。
うちにはシナモンのぬいぐるみがたくさんある。これも何かの縁か。
結論:GXUSは夢、キティは現実
GXUSTOP20で夢を見て爆死し、
サンリオで現実を救われた。
キティがいなかったら、もっと資産が減ってたかもしれない。
考えるだけでゾッとする。
まさか人生最大のセレモニーが、
キティちゃんの“ご祝儀”で支えられるとは。
※本記事は実体験を元にしたエンタメ記事です。投資は自己責任でどうぞ
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