40代から通信制大学へ!3年次編入から3年で卒業した体験談【産業能率大学】

40代から通信制大学へ3年次編入し、働きながら3年間で卒業した体験談のアイキャッチ

「40代で通信大学に行くなんて遅い?」「卒業まで続けられる?」そんな不安を感じている方に、40代・社会人の私が3年次編入から卒業までやりきった体験をお伝えします。

40歳からの大学生

「もう若くないし」「仕事が忙しくて勉強なんて無理」――かつての私もそう思っていました。でも、40代にして一念発起。IT専門学校卒という経歴を持つ私が、通信制大学に3年次編入し、仕事と両立しながら3年間で卒業するまでの道のりをご紹介します。

IT業界で15年働きながらも、より体系的に学びたいと思い、産業能率大学に編入。
結果、卒業まで3年間かかりました。勉強が難しかったからというより、仕事を優先して履修計画を後回しにしたことが大きな理由です。

この記事では、3年間かかった理由と履修の失敗、実際の学費66万円、資格による8単位の認定、仕事と両立して学んだ経験をまとめます。

通信制大学に40代で編入!私が産業能率大学 経営コースを選んだ理由

私はIT専門学校を卒業し、長年IT業界で働いてきました。ただ、実務経験だけでは限界も感じ、「学士」という学位への憧れもありました。

通信制大学を選んだのは、働きながらでも柔軟に学べること。そして、できるだけ早く卒業したかったので3年次編入を選択しました。数ある大学の中で、産業能率大学を選んだ理由は、学費の安さやカリキュラムの柔軟さに加え、社会人にとって現実的な学習環境が整っていたことにあります。

資格による単位認定は入学時と在学中の2回利用しました。入学時はITパスポートとFP技能検定3級で各2単位(計4単位)、在学中は2024年11月に取得したビジネス能力検定ジョブパス2級で2科目・4単位。合計8単位を認定してもらいました。大学が発行した単位認定通知書(2022年7月・2025年3月)で確認できた実績です。

仕事と両立するための科目選び

私の入学当時、産業能率大学の3年次編入では科目選択の自由度が高いと感じました。これは、自分に合った学び方を追求したい社会人にとって非常にありがたい制度でした。選択肢が多い分、自分の目的や得意・不得意を理解しておくことが大切です。

私の場合、以下のような視点で科目を選びました:

  • 得意分野を活かす:もともと興味を持っていたマーケティング関連の科目を多く選択しました。既に多少知識があったため理解が早く、勉強のストレスが少なかったです。
  • 学習スタイル重視:産業能率大学では、レポート提出と在宅での試験が中心で、時間と場所に縛られない点が非常に魅力的でした。自分のペースで進めやすく、働きながらの学習にぴったりでした。
  • 資格の単位認定:入学時はITパスポート・FP技能検定3級で計4単位、在学中はジョブパス2級で計4単位が認定されました。入学時と在学中の2回で合計8単位です。大学の2022年・2025年の単位認定通知書で確認しました。
  • 仕事との連動:勤務先でマーケティング分野の業務に関わる機会が増えていたこともあり、経営コースの科目を積極的に選びました。実務と学習がリンクすることで、より深い理解につながったと感じています。

さらに、私は「レポート形式か試験形式か」「教科書の内容がどれくらい実務に近いか」など、シラバスをじっくり読み込んで判断しました。忙しい社会人にとって、事前に負荷感を見積もることは非常に重要です。レビューサイトやSNSでの先輩の体験談も参考にしました。

得意分野や仕事との関連性で科目を選ぶのは役立ちました。一方で、私は選び方ばかりに意識が向き、科目修得試験の受験可能数や卒業判定月から逆算することが不足していました。興味のある科目を選ぶことと、卒業までの計画は分けて考えるべきでした。

産業能率大学の卒業率と、私が3年かかったこと

私が通った産業能率大学では、3年次編入の標準学習期間は2年間です。ただし仕事の状況や履修計画によって、卒業までに必要な期間は変わります。私は3年間かかりました。

大学が公表する標準期間での卒業率は参考になりますが、その割合だけで『自分も2年間で卒業できる』と判断するのは早計です。私は仕事を優先して履修が遅れたので、試験の申込時期と卒業判定月を先に決めることの大切さを実感しました。

産業能率大学(SANNO)の卒業率
標準学習期間で卒業する率(2026年3月度卒業生) 大学3年次編入 72.6% 短大1年次入学 56.0%

産業能率大学公式サイトによれば、2026年3月度卒業生のうち、大学3年次編入学生が標準学習期間の2年間で卒業した割合は72.6%、短大1年次入学者の標準学習期間での卒業率は56.0%です。標準期間の数字であり、私自身が2年で卒業したという意味ではありません。数値は大学公表時点のものです。

産業能率大学HP https://www.sanno.ac.jp/tukyo/feature/reason.html

実際に支払った学費|3年間で66万円

私は2022年4月に3年次編入し、2025年3月に卒業しました。大学へ実際に支払った学費・入学関係費用の合計は66万円です。内訳は以下の通りです:

  • 2022年度前期:16万円(入学金・書類選考料・編入料を含む)
  • 2022年度後期:10万円
  • 2023年度:前期10万円+後期10万円=20万円
  • 2024年度:前期10万円+後期10万円=20万円

標準学習期間の2年間で卒業していれば大学への納付額は46万円でした。1年間延長したことで追加20万円を支払った計算です。これは私が在学した2022〜2024年度の実績で、現在の募集学費を示すものではありません。資格試験の受験料など大学への納付金以外の費用は含みません。

なぜ卒業まで3年間かかったのか|5つの反省

一番大きかったのは、仕事が楽しく忙しい時期に大学の優先順位を下げてしまったことです。通信教育は自主的に課題を進め、提出期限を自分で管理する必要があります。「落ち着いたら進めよう」としているうちに遅れが積み重なりました。
①仕事を優先:学習時間の確保を後回しにした。
②試験回数の制約:私の在学当時は四半期に受験できる科目修得試験が最大5科目で、一度遅れるとまとめて挽回できなかった。
③卒業判定の逆算不足:半期ごとの卒業判定タイミングを意識せず、単位の合計だけを見て進めていた。
④科目廃止:レポートを完成させたのに、その後科目が廃止され、試験を受けられなかった。
⑤学費の安さ:半年10万円だったため「少し延びてもよいか」と思ってしまった。

もし編入前に戻れるなら、最初に卒業判定月と必要単位数を確認し、試験を受けられる科目数の上限から逆算して各期の学習計画を立てます。レポートの提出期限や科目廃止の案内も定期的に確認します。学費が低めだからといって、延長の負担まで小さいわけではありません。なお試験枠などは私の在学当時の制度です。現在の受験要件は大学公式案内で確認してください。

仕事と両立する学習スタイル

平日は仕事を優先し、週末にまとまった時間を取って教科書やレポートに取り組むことが多かったです。ただし、このやり方は仕事が忙しい時期に学習を後回しにしやすく、毎期の試験枠を確実に使うには計画が足りませんでした。

特別なアプリやツールは使わず、教科書をしっかり読み込む地道な方法で進めました。知的好奇心が刺激され、学ぶこと自体が楽しくなったのも大きな収穫です。加えて、家族の協力も大きかったです。妻が学習時間を確保できるよう家事を調整してくれたことには、感謝しかありません。

学生として利用できた学割も意外なメリットでした。当時はApple製品やMicrosoft Office、Evernoteなどの学割も活用しました。ただし、対象サービス・割引条件は変わるため、現在の条件は各社の公式案内で確認してください。

試験対策=レポートを制すること

産業能率大学では過去問の提供がなく、試験対策としてはレポートが鍵になります。しっかりと教科書を読み、レポートで理解を深めることで自然と試験にも対応できました。レポートを書く中で知識の整理ができ、記述力も向上します。

また、提出したレポートに対する講師からのフィードバックも学習に役立ちました。どこが弱点か、どこを深掘りすべきかが明確になり、次回の学習に活かせるのです。学びながら考える力が身に付くのが、レポート学習の良さだと実感しました。

自己学習中心でしたが、基礎を固めることの大切さを実感しました。場合によっては、オンラインでの同級生との情報交換も励みになりました。

卒業後に見えた新たな道

3年間かけて卒業した経験は、学びを継続できたという自信につながりました。一方、学習を生活に組み込む難しさも強く実感しました。卒業後の仕事や暮らしへの影響は、関連記事『通信制大学を卒業した40代のその後』にまとめています。

また、今回の学びを通して「学ぶこと自体が楽しい」という価値観に気づいたのは大きな変化でした。キャリアアップだけでなく、自己成長のための学びを継続したいと思えるようになりました。

まとめ:40代からでも遅くない!

40代からの通信制大学は十分に現実的な選択肢でした。ただし、私の場合、仕事と両立できた一方で、履修計画の不足から標準2年のところを3年間かけて卒業しました。3年目の学費は20万円です。学習時間だけでなく、試験枠と卒業判定のタイミングまで逆算することをおすすめします。

資格による単位認定を使う、廃止予定科目を見落とさない、提出期限を先にカレンダーへ入れる。これから検討する方には、私が後回しにした部分を先に確認してほしいと思います。卒業まで3年かかりましたが、経営分野を学び、学士を取得できたことは大きな収穫でした。

あわせて読みたい関連記事

関連する体験談:大学院の単科履修をやめた理由 / 通信制大学を卒業した40代のその後 / noteに書いた学び直し体験

タイトルとURLをコピーしました