今回は妻のもちこに記事を書いてもらいました。
妊娠中の妻のリアルな共働きの状況を共有します。
はじめに
妊娠中でも仕事と家事を続けるのは、正直いってかなりしんどいです。共働き家庭だからこそ「やめられない」状況も多く、体調と向き合いながら毎日を回すのは一苦労。それでも、私なりに工夫をして、夫にも助けてもらいながら「なるとかなる」の精神で過ごしています。今回はそんなリアルな体験をまとめてみます。
朝のスタートラインは「ごはん」から
私にとって朝ごはんは必須。食べないと午前中ずっとしんどくて、頭も体も動きません。妊娠前は朝を抜いてしまう日もあったけれど、今は栄養がないとやっていけない。毎朝「ごはんを食べる」ことが一日のスタートラインです。
起きる時間も自然と早くなりました。眠たいけれど、朝のうちに体調を整えておくと仕事も家事もなんとかこなせる。通勤電車では、ありがたいことに席を譲ってもらえることもあります。そういう時は「まだまだ日本も捨てたもんじゃないな」と小さく感謝しつつ座らせてもらいます。
日中の眠気との闘い
お腹が大きくなるにつれて、どうしても日中に眠気が襲ってきます。裏方作業中やパソコン作業の合間に「ちょっと目を閉じたい…」と思うこともしばしば。女性が多い職場だからといって理解はあるものの人数はぎりぎりで仕事はきっちりしなければ回らないので、なるべく周囲に迷惑をかけない範囲でうまくやり過ごしています。
そして夕方が近づくと、また別のしんどさがやってきます。夕食の準備。立ちっぱなしで野菜を切ったり、鍋をかき混ぜたりするのが本当にきつい。つわりの時期なんて「作れない」と割り切るしかなかった。そんな時は夫が買ってきてくれたお惣菜や冷凍ストックに助けられました。
仕事を休めない現実と折り合い
「妊婦なんだから無理せず休んで」と言ってくれる人もいます。でも現実はそう甘くありません。休めばその分だけ収入が減る。だから本音を言えば休みたい日も、無理して出勤しています。
もちろん、無理ばかりしては身体がもたないので、職場では「楽な仕事」を回してもらうようにしています。細かい気配りをしてくれる同僚や上司には本当に感謝です。周りに支えてもらって「働き続けられる」状態を保てているのが現実です。
我が家の効率化テクニック
効率化といっても特別なことをしているわけではありません。例えば、作り置きを冷凍しておく。これだけで平日の負担はぐっと減ります。つわりで料理できない時期にも「冷凍ごはん」があるだけで、精神的な安心感が違いました。
そして家電の力も大きいです。乾燥機能付き洗濯機や食洗機は「もう二度と手放せない」レベル。さらに宅配冷凍弁当のnosh(ナッシュ)は救世主。栄養バランスが良くて、電子レンジで温めるだけで完成。疲れて帰ってきた日や、体調が悪い日に「冷凍庫にナッシュがある」という事実だけで心が軽くなります。
夫の協力は“しゃがむ係”から
夫にはいろいろ協力してもらっていますが、特にありがたいのが「しゃがむ系の作業を全部任せられる」こと。床掃除とか、下の棚からものを取り出すとか、妊娠中の私には本当に負担が大きい。そういうのを当然のようにやってくれるのが救いです。
もちろん他にも、私が体調を崩した時に「すぐに手伝ってくれる」ことが安心につながっています。私にとって夫の存在は、家事分担というよりも「心の保険」みたいなもの。無理してでも頑張れるのは、支えてくれる人がいるからです。
モチベーションの源泉
毎日頑張れているのは、夫のちょっとした行動が大きいです。仕事を終えてちゃんと家に帰ってきてくれること。しんどい時にさりげなく助けてくれること。そしてお金の面でもしっかり支えてくれること。
「なるとかなる」と言い聞かせられるのは、こうした小さな支えが積み重なっているからこそです。妊娠中の共働き生活はしんどいけれど、効率化や工夫、そして家族の協力で「乗り越えられる毎日」になります。
おわりに
もし同じように妊娠中でも共働きを続けている方がいたら、「無理せず効率化して、なるとかなるで乗り切ろう」と伝えたいです。完璧にやろうとすると心も体もすり減ってしまう。けれど、冷凍ごはんやナッシュ、洗濯機や食洗機といった効率化の味方を取り入れて、パートナーに頼れるところは頼ってしまえばいい。
大事なのは、無理をしないこと。そして「一緒に乗り切っている」という感覚を持つこと。それが、妊娠中の共働き夫婦にとっての一番の効率化なのかもしれません。
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