はじめに
子どもが生まれると「もし自分に何かあったら?」というリスクを真剣に考えざるを得なくなります。僕もまさにその状況で、生命保険をどうするかを検討しました。
結論からいうと「必要最低限+ちょっと安心」のシンプルな定期保険に決めました。この記事では、僕がどう考えて保険を選んだか、そして特約を付けなかった理由をまとめます。
なぜ今、生命保険?
- **団信(住宅ローンの団体信用生命保険)**がある → 万が一でも住宅ローンは完済され、住居費は不要
- 共働き → 収入がゼロになるリスクは低い
- ただし、教育費+生活費の一部は保険で備えたい
つまり、「子どもが独立するまでの不足分だけをシンプルに用意すれば良い」と判断しました。
必要保障額をどう計算したか
1. 生活費
- 住宅費は団信でゼロ
- 光熱費・食費・通信費などで月20万
- 共働きなので保険でフルカバーは不要 → 月10〜15万で十分
2. 教育費(公立メイン想定)
- 幼稚園〜高校:約540万
- 大学(国公立):約500〜550万
→ トータル 約1,000万
3. 公的保障と資産で引き算
- 遺族年金(子ども1人で年間100〜150万、18歳まで) → 約2,000万円分カバー【根拠:厚生労働省】
- 貯金(数百万)
結果、保険でカバーすべきは2,000〜3,000万円程度と結論。
比較した保険商品
価格.comなどで調べ、ネット申込可能でコスパが良い商品を比較しました。
商品名 | 死亡保障額 | 保険期間 | 月保険料(30代男性・非喫煙想定) | 特約なしの特徴 | コスパ感 |
---|---|---|---|---|---|
SBI生命「クリック定期!Neo」 | 最大2,000万 | 10年〜30年選択可 | 約2,000〜3,000円台 | ネット専用・業界最安水準 | ◎ |
ライフネット生命『かぞくへの保険』 | 最大2,000万 | 10年〜30年選択可 | 約2,000〜3,000円台 | ネット専用・シンプル | ○ |
オリックス生命「Bridge」 | 最大2,000万 | 10年〜30年選択可 | やや高め | ネット専用・柔軟性あり | △ |
はなさく生命 | 最大2,000万 | 10年〜30年選択可 | 高め | ネット完結・シンプル | △ |
結果、一番安かったのは SBI生命。2000万までしか選べない商品も多いので、必要最低限を確実にカバーできれば十分と判断しました。
ネット定期保険を選ぶときのチェックポイント(コスパ重視で外さない項目)
掛け捨て
— 終身型や貯蓄型だと保険料が跳ね上がるので、まずは純粋に死亡保障だけの掛け捨てタイプ。
ネット専用 or ネット申込可
— 対面や代理店コストをカットしてる商品だと保険料が安くなりやすい。
保険期間を必要な期間だけ選べること
— 例:20年定期、またはお子さんが成人するまで、あるいは65歳/70歳までなど。無駄に長く取らない。
保険金額(死亡保険金)が必要額にフィットしていること
— 今話してた2,500〜3,000万円が目安なら、それを設定できる商品。
特約が最小限
— 高度障害も付くのが普通だけど、余分な特約はつけない。保険料が上がるから。
告知・健康審査の簡便さ
— ネットだと健康状態の告知だけでOKなものが多い。診断書不要が望ましい。
特約を付けなかった理由
入院特約
- 公的制度 高額療養費制度 があるので、1か月の医療費の自己負担には上限がある。
- 差額ベッド代などは別だけど、医療費の大部分は制度で抑えられる。
だから「高い保険料を払ってまで入院特約を付ける必要性は低い」。
就業不能特約
- 会社員なら 傷病手当金制度 があり、病気やケガで働けなくても最長1年半は給与の約2/3が支給される。
- 共働きなので、もう一方の収入も残る。
収入ゼロのリスクは低く、優先度は死亡保障>医療>就業不能。
タイミングの工夫
- 保険料は「保険年齢」で決まる。会社によっては誕生日の半年前から1歳繰り上げで扱われる場合あり。
誕生日直前に契約すると、同じ保障を数年単位で安く持てることも。 - 健康状態がいい今のうちに加入しておくのも重要。
まとめ
- 団信+遺族年金でベースはカバー済み
- 公立教育想定なら、保険で補うべきは2,000〜3,000万円程度
- ネット完結の定期保険(SBI生命)が最安&シンプルで最適
- 特約は公的制度でカバーできるため不要
* 僕は SBI生命「クリック定期!Neo」2000万・20年 を選びました。
「必要最低限+ちょっと安心」を、最小コストで実現できたと思います。
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