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AIが歌う時代へ|音楽生成AI「Suno」でアニソンを作ってみた【体験レポート】

青空の下を走る少年のシルエットと音楽モチーフのイラスト|Sunoで作成したアニソンのイメージ画像 働き方とIT活用
音楽生成AI「Suno」で作曲したアニソン『空に放つ』のイメージビジュアル。青春とテクノロジーが融合した世界観を表現。

はじめに:AIが「音楽を作る」時代がやってきた

ChatGPTで文章を生成し、MidjourneyやCanvaで画像を作るのが当たり前になった今。
ついに、「音楽」までもAIが作る時代に突入しています。

今回取り上げるのは、音楽生成AI「Suno(スノー)」
テキストで指示するだけで、AIがメロディ・歌詞・ボーカル入りの楽曲を一発生成してくれるという、まさに次世代の創作ツールです。

私は趣味と副業を見据えてITと効率化をテーマにブログ運営をしていますが、今回は少し角度を変えて、「副業のタネ」になりそうなネタとして、AI音楽制作の可能性を探ってみました。


Sunoとは?|誰でも無料で音楽が作れるAIサービス

「Suno」は、ブラウザ上で動作する音楽生成AIです。2024年末から海外で話題となり、2025年にかけて日本語楽曲への対応精度も向上してきました。

■ 主な特徴

  • 完全自動で歌入りの楽曲を生成可能
  • 英語・日本語どちらにも対応(精度は改善中)
  • 条件付きで商用利用OK(ただしクレジット表記等の規定あり)
  • 無料プランあり(1日数回まで生成)

特別な機材も、DTMソフトも不要。
公式サイト(https://suno.com)にアクセスし、Googleアカウントなどでログインすれば、すぐに利用できます。


実際に作ってみた|オリジナルアニソン「空に放つ」

では実際に、私がSunoで作った楽曲をご紹介します。テーマは青春スポーツアニメのオープニング曲
プロンプトは以下のように設定しました。

▼プロンプト概要

  • タイトル:空に放つ(Sora ni Hanatsu)
  • Style Prompt
A powerful and emotional Japanese anime opening theme song with male vocals. Upbeat tempo, dramatic chord progressions, and a mix of electric guitar, drums, strings, and synths. In the style of anime openings by Japanese artists.
  • 歌詞(日本語指定)
     → 青春・努力・友情をテーマに、完全オリジナルで執筆

▼生成された音源

※生成された曲はこちら:
[YouTubeリンク]

再生ボタンを押した瞬間、まさに「アニメのオープニングが始まった」感覚。
イントロから疾走感があり、サビでは感情のこもった女性ボーカルが響きます。歌詞もメロディに自然に乗っていて、正直、AIがここまで来たか…と驚きました。


歌詞の世界観とサウンドの調和

今回は、以下のような歌詞を指定しました(一部抜粋)。

(サビ)
空に放つ この手のひらで
掴んだ夢はまだ遠いけど
あの日見た まぶしい景色
今でも胸に焼きついている

汗と涙が混じる午後に
僕らの鼓動が鳴り響く
誰にも見せたことない
想いがここにある

このように、「部活」「友情」「努力」など、まさにジャンプ系アニメに出てきそうな王道テーマを込めました。
それが見事にアップテンポなバンドサウンドとマッチし、違和感なくアニメの主題歌として成立しているのが驚きです。

Sunoで音楽を作るまでの簡単な手順

Sunoで音楽を作るのは驚くほどシンプルです。今回は「Custom Mode(カスタムモード)」を使った手順を、5ステップでご紹介します。

▼ Suno作曲5ステップ(初心者向け)

  1. Suno公式サイトへアクセス
     👉 https://suno.com
  2. Googleアカウントなどでログイン
     → 無料プランでも1日数曲まで生成可能です。
  3. 「Create」→「Custom Mode」を選択
     → 曲名・スタイル・歌詞などの入力欄が表示されます。
  4. プロンプトを入力(英語でスタイル、日本語で歌詞もOK)
     → 今回は「アニソン風・青春スポーツ・男性ボーカル」を指定しました。
  5. 「Submit」ボタンで生成開始。数十秒で完成!
     → 再生・保存・共有もその場で可能です。

このように、5分もあれば本格的なオリジナルソングが手に入るという、まさに次世代の創作体験を提供してくれるのがSunoの魅力です。

※詳しい使い方やおすすめプロンプト例は、別記事でまとめる予定です。


もう1曲:バラード系も試してみた

続いて、同じくSunoでバラード系のしっとりした曲も作成してみました。
こちらは、「卒業」や「失恋」をテーマに、AimerやYOASOBIを参考にしたプロンプトで生成。

▼スタイルの指定例(英語)

A melancholic and emotional Japanese ballad with female vocals. Slow tempo, soft piano and strings, with heartfelt lyrics about growing up and moving on.

ボーカルは女性で、少し繊細な表現。日本語の発音にややクセはあるものの、メロディの完成度は十分高く、個人的には深夜ラジオのエンディングに流れていても違和感がないレベルだと感じました。


Sunoの「良かった点」と「惜しかった点」

◎ 良かった点

  • 登録〜曲完成まで5分以内で完結
  • プロンプト次第で多様なジャンルに対応可能
  • ボーカル入り曲を無料で作れる
  • 歌詞・楽器構成・感情表現のレベルが高い

△ 惜しかった点

  • 日本語の歌詞はたまに発音が不自然
  • 歌詞とメロディがズレることがある(要試行錯誤)
  • 商用利用はOKだが、著作権的なガイドラインを事前に確認する必要あり

とはいえ、「音楽を聴く」だけだったユーザーが「音楽を作る」側に回れる体験として、この完成度は画期的です。


活用アイデア|副業にも使える

今回の試作は単純な興味目的でしたが、Sunoで作った音楽は以下のような形で活用できます:

  • YouTubeやTikTokのBGMとして利用(Vlogや作業動画など)
  • 自作ゲーム・アプリの挿入歌
  • 自主制作アニメや漫画PVのテーマ曲
  • 作詞・作曲のポートフォリオ代わり
  • 副業用の素材販売・音源提供(著作権の取得は有料ライセンス必要)

特に歌詞は自作で指定できるので、詩や物語とリンクした音楽作品を作ることもできます。


まとめ|AI音楽は「クリエイター」の定義を変えるかもしれない

今回、私はSunoというAI音楽ツールを使って、2曲のオリジナルソングを制作しました。

驚いたのは、「音楽が作れる人」になるハードルの低さ。
DTMの知識がなくても、英語でスタイルを指定し、日本語の歌詞を書くだけで、自分の想いが形になった楽曲が手に入る。これは創作の民主化とも言える現象です。

もちろん、プロのミュージシャンが数ヶ月かけて作る音楽と同じとは言えません。ですが、ゼロから何かを生み出す“体験”として、Sunoの存在は圧倒的に価値があります。

今後は、Sunoで作った楽曲を元にした副業企画や動画制作も視野に入れながら、AI創作の可能性を引き続き追っていきたいと思います。


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