インテリア相談会は行くべき? 私は、買うものが決まっていなくても参加してよかったと思っています。2025年、新築マンションの相談会でカーテンや家具、設備の提案を受け、見積もりを持ち帰りました。結果として相談会経由で購入したものはゼロ。それでも行った意味はありました。
もともとは「高いオプションを勧められるのでは」と身構えていました。でも、知らなかった設備やデザインに触れ、夫婦で新居のイメージをすり合わせる場にもなりました。見積書はその後、通販・他社・DIY・見送りを考える材料になっています。
ここでは、実際の相談会の流れと持ち物、2025年の見積額、最終的にどう選んだかを紹介します。会場ごとに案内方法や申込・解約条件は異なるため、体験談と確認しておきたい点を分けて書きます。
インテリア相談会(オプション会)は何をするところ?
わが家が参加したのは、新築マンション購入後、家具や設備を選ぶためのインテリア相談会です。不動産会社から紹介されたコーディネーターと、モデルルーム併設のスペースで話しました。カーテンや家具の実物を見ながら、部屋ごとに必要なものを考え、希望品の見積もりを作ってもらう形式でした。
最初の全体説明のあと、部屋ごとに相談。コーディネーターが間取り図にシールを貼り、モデルルームや実物の家具・カーテンを見ながら希望を整理しました。全体として相談中心の進行で、私は強い営業を受けた印象はありません。担当者からも「入居前の設置工事まで任せられる分、割高になる」と率直な説明がありました。
気になるものを一通り相談し、いったん「全部盛り」の見積もりをお願いしました。ここで受け取ったのは購入内容を決めるための資料で、正式な発注とは別です。わが家では持ち帰って比較しましたが、見積有効期間・申込締切・変更や解約の条件は、参加する会の案内で確認してください。
建築オプションとは時期が違う。最初に締切を確認したい
同じ「新築マンションのオプション」でも、建設工事中に決める内容と、入居前の相談会で選ぶ内容ではタイミングが違います。大まかには次のように整理できます。
| 区分 | 主な例 | 決める時期・注意点 |
|---|---|---|
| 建築オプション | 間取り・床材など、建築工事と一体の変更 | 工事の進捗で申込期限が早くなることがある |
| インテリアオプション | カーテン・照明・家具・エアコンなど | 発注期限、採寸、施工時期を確認 |
わが家でも、間取りや床材の変更、センサー式の蛇口、カードキー・遠隔解錠など、購入後の早い段階で検討した設備がありました。ただし、これらすべてが建築時しか選べないわけではなく、後付けできる商品もあります。「この物件では何が、いつまで変更可能か」を契約後早めに確認するのが確実です。
今回のインテリア相談会では、カーテン、照明、食器棚、エアコン、ミラー、コーティングなどを検討しました。施工を入居前に済ませられる提案もありましたが、申込期限や、別業者が入れる時期は項目ごとに確認する必要があります。 一般的なオプションの区分や工事時期は、アットホームとSUUMOの説明も参考になります。
結局、行かないと損? 購入ゼロでも参加してよかった理由
特に、何が選べるのかまだ分からない段階なら、参加の意味は大きいと思います。商品を知らなければ、比較候補にも挙がらないからです。
例えばエコカラットや玄関ミラーは、賃貸暮らしでは自分で選ぶ機会が少なかった設備です。会場でそうした提案を知り、壁紙やカーテン、家具の実物、照明の見え方を確かめると、写真だけで考えていたときより選択肢が広がりました。
夫婦で好みを話せたのも収穫でした。妻は家具やカラーコーディネートを考えるのが楽しそうで、部屋ごとにテーマを変える話もしました。再びショールームに行く予定まで立てるほど、具体的な新生活の相談になりました。
すでに欲しい品番や施工先が決まり、仕様も価格も自分で比較できるなら、参加の優先度は下がるかもしれません。私は参加してよかった側の経験しかありませんが、「買わないなら行かない」と最初から決めるのは少し惜しいと感じました。
持ち物は必要? わが家は手ぶら。ただし準備しておきたいことがある
わが家の会場では、間取り図やモデルルームの写真が販売会社から共有されており、持参物は特にありませんでした。別の会場でも同じとは限らないので、図面や写真が必要かは事前案内を確認するとよいです。
むしろ準備しておけばよかったのは、暮らしの条件でした。食器棚には冷凍庫やゴミ箱をどう収めたいか、ダイニングにはどの位置にテーブルを置くか、エアコンは引越し前に取り付けたいか。商品の話に入る前に考えておくと、見積もりが役立ちます。
私なら参加前に「予算の上限」「置きたい家電・家具の寸法」「譲れない条件」「他社とも比較する項目」をメモしておきます。建築段階の申込期限は別に先回りして確認。内覧会ではないので、メジャーや水平器を一式そろえることより、相談したい内容を整理する方が有効でした。
実際に提案されたものと、2025年の見積もり
提案されたのは、遮光・遮熱カーテンやロールスクリーン、照明、ソファ・テーブル、エアコン、オーダー食器棚、玄関・洗面まわりのミラー、水回りコーティング、窓フィルム、コート掛けなど。照明ではダイニングの天井側の位置とテーブルの配置が少しずれそうで、スライドできる照明レールも検討しました。
とくに印象的だったのが、キッチンの色・素材に合わせられるオーダー食器棚です。提案は本当に魅力的でしたが、2025年9月の見積もりは税込734,800円。以前のこの記事では「20〜40万円台?」と予想していましたが、見積前の推測だったため、実際の提示額に訂正します。
以下は、わが家が2025年に受け取った個別見積と、その後の選択です。比較するために重視した点も併記しました。金額は当時の見積書記載額であり、実際の支払額や一般相場、節約額ではありません。食器棚以外の金額の税区分はここでは断定していません。
| 品目・見積額 | 比較した点 | 最終判断 |
|---|---|---|
| オーダー食器棚 734,800円(税込) |
キッチンとの一体感、冷凍庫・ゴミ箱の場所、予算 | 相談会は契約せず。パモウナを購入 |
| エコカラット 742,500円 |
見た目、施工費、必要性 | 導入を見送り |
| 長押 41,800円 |
使い道、設置場所、必要性 | 導入を見送り |
| 水回りコーティング 108,900円 |
依頼費用、DIYの手間 | 外注せず自分で対応 |
| カーテン・照明 金額は本文では省略 |
素材・色、照明位置、取付方法、価格 | 楽天で調達 |
| エアコン 金額は本文では省略 |
設置までの総額、納期、保証、立ち会い | サカイ経由で購入。手配面に後悔 |
見積もりを受け取った後は、「会場で頼む」「他社に頼む」「通販で買う」「自分でやる」「そもそも付けない」を分けて考えました。金額だけでなく、仕様、入居前施工の可否、保証と立ち会いの手間が違います。外部調達の実支払額と同条件で照合できていないため、「何万円節約した」とは書けません。
見積書を持ち帰って、どこに頼むかを決めた
食器棚:いい提案だったからこそ予算で迷った
食器棚は、夫婦の希望が少し違いました。妻は冷凍庫やゴミ箱のスペースを確保しつつ、価格を抑えたい。一方の私は、将来売却するかもしれないことも考え、キッチンと色や素材を合わせた見栄えを重視していました。オーダーなら両方を満たせそうでしたが、73万円を超える見積もりは予算との折り合いがつかず、最終的にパモウナの食器棚を選びました。
今思えば、全部をオーダーにせず、一部分だけキッチンに合わせられないか聞いてもよかったかもしれません。ただ、当時その選択肢が実際にあったか、いくらになるかは確認していません。食器棚選びの詳細は別記事で扱う予定です。
エアコン:外で買えばよい、とも言い切れなかった
インテリア相談会でもエアコンを検討し、ダイキンを選べることも確認していました。入居前の設置までまとめて依頼できるのは、引越し先が遠く、何度も現地に行けないわが家には魅力です。担当者が話していた「割高でも工事まで任せられる価値」は、後から実感することになりました。
実際にはサカイ経由でエアコンを購入したところ、設置日に本体が届かず工事が別日に分かれ、追加工事費120,450円も当日支払いました。だから今なら、オプション側も含めて「設置完了までの総額」「納品と施工の日程」「立ち会い回数」を比べたいです。別ルートで失敗したからといって、相談会経由ならトラブルがゼロだったとも言えません。
保証も比べるべき項目です。家電量販店には対象機種や購入条件に応じた長期保証がありますが、すべてのエアコンに一律10年付くわけではありません。相談会側の保証内容は未確認だったので、保証期間だけでなく、工事保証、出張費、故障時の窓口まで尋ねておけばよかったと思います。 長期保証の条件例はビックカメラの案内でも確認できます。
エコカラットやコーティング:そもそも必要かを考えた
エコカラットや長押は、別業者に依頼する余地もありましたが、わが家では施工自体を見送りました。水回りコーティングは外注せず、自分で対応しました。「もっと安い業者を探す」前に、そもそも必要なのかを考える選択もあります。
一方、カーテンや照明は楽天で購入しました。同じように外で買う場合でも、採寸や取り付けを自分で行うかどうかで手間は変わります。購入価格だけを並べるより、どこまで依頼したいかを先に決める方が比較しやすかったです。
相談会で確認しておきたい注意点
私なら、見積もりを持ち帰る前に次の5点を聞いておきます。
- 見積もりと発注の違い:見積書を受け取った時点で費用が発生するか。申込・変更・解約期限はいつか。
- 商品仕様:メーカー・品番・色・面材・寸法を確認できるか。採寸や壁への固定を誰が担当するか。
- 見積総額:商品代以外の配送、施工、部材、追加料金はどこまで含むか。現地確認後に変わる費用はないか。
- 日程:入居前に設置できるか。引き渡し後に立ち会う必要があるか。外部業者の工事・搬入申請は必要か。
- 保証・問い合わせ先:商品保証と工事保証の対象・期間、故障時の窓口、出張費や免責条件はどうか。
特に引き渡し前は、図面上では分かっても実物で測れない寸法があります。見積もりのうち「確定している内容」と「入居後の採寸や工事で変わる部分」を分けて聞いておくと、後から比較しやすくなります。
まとめ|相談会の価値は見積もりを持ち帰ってから分かった
私が相談会から持ち帰ってよかったのは、購入申込書ではなく、選べる設備の知識と具体的な見積もりでした。金額を見て初めて見送れたものもあれば、他社で買った後に会場の工事手配の価値を見直したものもあります。
これから参加するなら、まず「何が選べるか」「いつまでに決めるか」「本体以外の工事や保証を含めて何を頼めるか」を確認するのがおすすめです。見積もり後に比較する余地があるかは契約条件次第なので、そこも先に聞いておきたいです。
少なくともわが家にとっては、相談会で即決することより、夫婦で必要なものを整理してから購入先を決められたことが収穫でした。


