「里帰りしたら、出産まで2週間くらいあるから、そこで部屋の片付けや心の準備をしよう」
そんな風に考えていた時期が、僕にもありました。
現実は、里帰り先に到着してからわずか3日後の出産。 心と生活の切り替えが全く追いつかないまま、あれよあれよという間に新生児との生活がスタートしてしまいました。
そして現在、生後19日目。 ネットでよく見かける「魔の3週目」という言葉が、じわじわと現実味を帯びてきています。
今回は、育児書や事前のイメージと、目の前で起きている現実のギャップに戸惑いながらも奮闘する、我が家の「新生児期リアル体験」を書き残しておこうと思います。
1. 「寝ない・飲まない・うなる」新生児3大あるあるとの戦い
この19日間、常に頭を悩ませているのがこの3点です。特に妻と僕とで、不安の感じ方が違うことに気づきました。
①「寝ない」=命の危険?妻の不安と僕の戸惑い
妻は「寝ない状態」そのものが不安になるタイプです。 泣かずにおとなしく起きている時間ですら、「何か変じゃないか?」「ミルクが足りていないのでは?」と心配になってしまうようです。
特に神経を使うのが「吐き戻し」。 目を離している間に窒息してしまうんじゃないか……という恐怖から、寝付くまではずっと様子を見てしまいます。
試行錯誤の結果、今のところの効果は以下の通り。
- YouTubeのホワイトノイズ:これが一番効いている気がする
- プーメリーの「お腹の中の音」:効果は……不明(笑)
②「飲まない」=ミルク量のジレンマ
基本的にはよく飲む我が子ですが、タイミングによっては全く飲まないことも。 ここで一番メンタルに来るのが、「睡眠時間を削って搾乳した母乳を捨てなきゃいけない」という瞬間。妻にとってはこれが地味かつ強烈なストレスになっています。
逆に、「寝ないのはミルク不足では?」と思うこともあるのですが、ミルクには1日の目安量があり、母乳も徐々に出にくくなっている現状(搾乳機使用)では、安易に追加することもできず……。 「あげすぎもダメ、足りないのも心配」という板挟み状態です。
③「うなる」=一番メンタルを削られる音
個人的に一番きついのがこれです。特にミルクの後。 「う〜、う〜」という苦しそうな唸り声を聞くと、「ゲップが出きってないのかな?」「お腹が張ってるのかな?」と心配になります。
うんちが出ると収まることもありますが、原因がわからないことの方が多い。この「理由なき苦しみ(に見えるもの)」と向き合うのは、精神的にかなり消耗します。
2. 夫婦間で意見が食い違った瞬間
「正解がない」と言われる育児ですが、そのせいで夫婦の認識ズレも起きました。
例えば、吐き戻しや唸りについて。
- 自分:目の前の現象を見て「これ、大丈夫か?」と心配になる
- 妻:「入院中に助産師さんが大丈夫って言ってたから」と最初は気丈だった
しかし、毎日続くと妻も徐々に不安側に傾いてきます。 妻からの指示も「教わった通りにやって」という感じなのですが、具体的な手順があるわけではなく……。僕が「大体こんな感じかな」で対応すると、「それじゃできてない気がする!」と訂正されることも。
妻は真面目なので、SNSなどの事前情報をしっかりと受け止めすぎて、「手抜きができない」状態になっていたように見えます。 ストレスが高まって当たりが強くなる場面もありましたが、落ち着いて話すと我に返ったように謝ってくれることも。
これが噂の「産後ブルー」の一種だったのかもしれません。
3. 夫の立場から見た「サポートの壁」
今回は「里帰り出産」に僕も同行するスタイルをとっていますが、それでも楽ではありません。
夜の交代制=実質ワンオペの連続
夜間は妻と3時間おきに交代制(シフト制)を敷いています。 「二人で見る」のではなく「完全に一人が担当する」時間を作ることで、もう片方を寝かせる作戦です。
作業(ミルク・オムツ)自体は慣れましたが、一番きついのは単純に「睡眠不足」による余裕のなさ。お互いゾンビのようになっています。
夫が担った「周辺サポート」
直接的な育児以外で、僕が意識して動いたのは以下の部分です。
- ガジェット導入:ベビーカメラを設置して、別室でも安心できるように。
- 事務手続き:出生届など、市民センターへの提出関係(車で移動)。
- 買い出し:洗剤、ミルク、おむつなどの重量物担当。
- 妻のメンタルケア:たまにノンカフェインのスタバを買ってきて「プチ贅沢」を演出。
また、妻の両親が昼間に全力でサポートしてくれるのは本当に救いです。家事をほぼしなくて良いというのは、里帰りの最大のメリットですね。
4. 現実的な解決策と学び
生後19日にして得た、我が家の「暫定的な正解」や気づきをまとめます。
- おむつとミルクは「湯水」
- 消費量がえげつないです。高い。
- オムツが緩いと背中漏れで大惨事になるので、締め加減の習得は必須スキル。
- 「おしっこライン(色が変わるやつ)」は地味に神機能。
- ゲップは出なくても死なない
- 最初は必死でしたが、「出ないことも多いし、それでも大丈夫」と知ってから少し気が楽になりました。
- 便秘・うんち対策
- お腹マッサージもやりますが、「綿棒刺激」が最強です。
- おしゃぶりの寿命
- 最初は魔法のように効きましたが、徐々に効果が薄れてきました(泣)。それでもないよりはマシ!
5. まとめ:今の自分が思うこと
もし、タイムマシンで出産前の自分に会えるなら、こう言いたいです。
「今のうちに、死ぬほど寝ておけ」
「新生児は3時間おきにミルク」という知識はありましたが、それを「24時間365日、大人の睡眠を削ってやり続ける」という体験の過酷さは、やってみないと分かりませんでした。 これ、ワンオペでやっている世の中のママ・パパは本当に凄すぎます……。
新生児期は「問題を解決する」時期じゃない
今の結論はこれです。 寝ないのも、うなるのも、不安になるのも、「解決」しようとするから辛くなる。 今は「不安と共存する時期」なんだと割り切るようにしました。
夫婦で不安の感じ方が違うのも自然なこと。 大事なのは、SNSで情報を集めすぎて頭でっかちにならず、休める一瞬を見つけて泥のように眠り、家庭を「チーム」として回していくこと。
この怒涛の1ヶ月を乗り切った先に、どんな景色が見えるのか。 少し楽しみでもあります。(今はとにかく寝たいですが!笑)



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