音楽は買う？サブスク？徹底比較【Spotifyの魅力とリスニングスタイル別おすすめ】

音楽を気軽に楽しみたいあなたへ。CDやダウンロード購入で「所有」する喜びと、Spotifyなどのサブスクリプションサービスで「アクセス」する便利さ。今回は、気になるコスト面や広告の種類、さらに音楽体験を豊かにする便利機能まで徹底比較！長年購入派だった筆者も現在検討中のサブスクの魅力に迫ります。そして、世界中で多くの人々が Spotify を選ぶ理由をご紹介します。

音楽を「購入」するということ

物理的なメディアやデジタルデータとして曲を手に入れる「購入」。好きなアーティストを応援する気持ちもダイレクトに伝わる購入のメリット・デメリットを改めて見てみましょう。

メリット

所有感とコレクションの喜び: アルバムジャケットを手に取ったり、棚に好きなアーティストのCDが並んでいるのを見るのは、音楽ファンにとって特別な喜びです。デジタルダウンロードも、データとして手元に残る安心感があります。
高音質で楽しめる可能性: CDは非圧縮に近い高音質で音楽を楽しむことができます。また、高音質配信サイトで購入した楽曲も、音質にこだわりたい方には魅力です。
インターネット環境に左右されない: 一度購入してしまえば、オフライン環境でも音楽を楽しむことができます。
アーティストへの直接的な支援: 購入金額の一部がアーティストに還元されるため、好きなアーティストを直接的に応援する気持ちを形にできます。
サービス終了のリスクがない: サブスクリプションサービスのように、サービスが終了して音楽が聴けなくなる心配がありません。

デメリット

コストがかかる: アルバム1枚約2,500円、シングル1曲約250円程度が相場です。100曲購入すると 約25,000円 のコストになります。
物理的なスペースが必要: CDコレクションは物理的な収納スペースを必要とします。デジタルデータも、ストレージの容量を圧迫する可能性があります。
持ち運びが不便: 外出先で多くの音楽を楽しむためには、複数のCDを持ち歩いたり、スマートフォンに大量のデータを保存する必要があります。
新しい音楽との出会いが少ない: 基本的に自分が選んだ音楽しか聴かないため、偶然な出会いは限られます。

Spotifyなどの「サブスク」で音楽を聴くということ

月額料金で数千万曲以上が聴き放題になるサブスクリプションサービス。そのコスパの良さは音楽の聴き方を大きく変えました。現在はSpotifyやYoutube Musicなどが伸びているようです。

メリット

膨大なミュージックライブラリ:数千万曲以上が聴き放題。好きなアーティストの過去の作品から最新のヒット曲まで、実質全ての音楽を楽しめます。
低コストでたくさんの音楽を楽しめる: Spotifyのプレミアムプランの場合、月額約1,000円で実質全ての楽曲を広告なしで楽しめます。単純計算で、100曲分の購入費用 25,000円 は、 約2年1ヶ月（25ヶ月） の利用で逆転します。しかし、その期間に聴ける音楽の数は比較になりません。
新しい音楽との出会いが豊富: アルゴリズムによるレコメンド機能や、様々なジャンル・テーマのプレイリストを通じて、予想していなかった好みの音楽に出会うチャンスが広がります。
ラジオ機能やプレイリスト: 気分やシーンに合わせたラジオ局のような自動的な再生や、専門家や他のユーザーが作成したプレイリストを手軽に楽しめます。
持ち運びが楽: スマートフォンなどのデバイスがあれば、いつでもどこでも巨大なミュージックライブラリにアクセスできます。
オフライン再生機能（有料プラン）： ダウンロードしておけば、インターネット環境がない場所でも音楽を楽しめます。
高音質再生（有料プラン）： 音質にこだわりたいユーザー向けのプランも用意されています。
歌詞表示機能: 多くのサブスクリプションサービスでは、再生中の楽曲の歌詞をリアルタイムで表示する機能があり、音楽をより深く楽しむことができます。
アーティスト情報やライブ情報: アーティストのプロフィール、関連楽曲、そして近日公開のライブやイベントの情報などをアプリ内で手軽にチェックできる場合があります。好きなアーティストの活動を追いかけるのに便利です。

デメリット

所有欲が満たされない: 音楽データは「所有」しているわけではないため、サービスを解約すると聴けなくなります。
インターネット環境が必要:ストリーミング再生が基本となるため、安定したインターネット環境が必要です（オフライン再生を除く）。
アーティストへの還元率: 購入と比較して、アーティストへの還元率が低いという議論もあります。
サービス終了のリスク: 利用しているサブスクリプションサービスが終了した場合、音楽を聴けなくなる可能性があります。
広告表示（無料プラン）： 無料プランでは、曲の合間に広告が挿入されます。Spotifyの場合、音声広告（最長30秒）、動画広告（最長30秒）、ディスプレイ広告（バナー表示） などがあります。約10曲に1回程度の頻度で広告が流れることが多いようです。

Spotifyの主な特徴

数ある音楽サブスクリプションサービスの中でも、Spotify は特に以下の点で多くのユーザーに支持されています。

世界最大級のユーザー数: Spotify は、世界180以上の国と地域で6億1500万人以上のユーザーを抱える、世界最大の音楽ストリーミングサービスです。（出典：Spofity 2024年通期 IR）この膨大なユーザーベースが、豊富なコンテンツと活発なコミュニティを支えています。
高精度なレコメンド機能: Spotify のアルゴリズムは、ユーザーのリスニング履歴を徹底的に分析し、個人的な好みに合った音楽を高精度でおすすめします。「Discover Weekly」や「Release Radar」といったパーソナライズされたプレイリストは、新たな好みの音楽と出会うための強力なツールです。
豊富なプレイリスト: ユーザー自身が作成したプレイリストに加え、Spotify の愛好家が作成したジャンル別、気分別、シチュエーション別の多くのプレイリストが用意されています。世界のチャートや各国のトレンド曲を手軽にチェックできるのも魅力です。
ポッドキャストコンテンツの充実: 音楽だけでなく、ニュース、お笑い、教育コンテンツなど、多様なジャンルのポッドキャスト番組をオーディオブック感覚で楽しめます。音楽とポッドキャストを一つのアプリケーションでシームレスに楽しめるのは大きなメリットです。
無料プランの提供: 広告付きながら、1億曲以上の楽曲と多くのポッドキャストを無料で聴くことができます。有料プランへの移行を検討しているユーザーにとって、初めにサービスを試せる便利なオプションです。
学生割引や家族プランなどの柔軟な料金プラン: 個人の利用だけでなく、学生や家族でお得に利用できるプランが用意されています。

長年「購入派」だった筆者が「サブスク」を検討する理由

実は私も、好きなアルバムは物理的なメディアで手元に置いておきたい「購入派」でした。しかし、最近ジムに通い始めて音楽を聴く時間が増えてきた中で、過去と最新すべて聴ける膨大なライブラリを手軽に楽しめるサブスクリプションサービスの魅力に惹かれ始めています。

特に、偶然な新しい曲との出会いや、気分に合わせたプレイリストの便利さ、そして何よりも「ちょっと気になる曲をすぐに聴ける」手軽さは、時間を有効活用したい現在の私にとって大きなメリットだと感じています。歌詞を見ながら音楽に浸ったり、好きなアーティストのライブ情報をチェックできるのも嬉しいポイントです。

もちろん、所有欲を抑え込むことができるのかやインターネット環境が必要といった懸念もありますが、コスパ、そして音楽との新たな出会いの可能性を考えると、そろそろ「アクセス」するリスニングスタイルへ切り替えるタイミングなのかもしれません。（ダウンロード済みの曲が古い曲なので、最新のアニソンを聴きたくなってきました）

私は、Spotifyの無料プランを使ってみようと考えています。少し使ってみましたが、広告もプレイリストに登録していない音楽がたまに流れるだけのようです。プレイリストの中のアーティストの曲などから選ばれるだけのようです？